東出昌大と濱口竜介監督がタッグを組み、芥川賞作家の柴崎友香による同名恋愛小説を映画化した『寝ても覚めても』が9月1日に公開初日を迎え、同日にテアトル新宿にて行われた初日舞台挨拶に、キャストの東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、濱口竜介監督、ゲストとして原作者の柴崎友香が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC：カンヌ国際映画祭のコンペティションでも絶賛された『寝ても覚めても』がついに初日を迎えました。早速、本日の初日舞台挨拶をこれより行って参りましょう。皆様、盛大な拍手でお迎えください！東出昌大さん、唐田えりかさん、瀬戸康史さん、山下リオさん、伊藤沙莉さん、渡辺大知さん、そして濱口竜介監督です。映画『寝ても覚めても』、上映後の舞台挨拶です。改めてどうぞよろしくお願いいたします！

多くのお客様が立ち見状態でご来場いただきまして、ありがとうございます。ついに初日を迎えましたので、今のお気持ちも踏まえまして、皆様からご挨拶をいただきたいと思います。まずは素晴らしい作品を手掛けてくださいました、濱口竜介監督です。

濱口：『寝ても覚めても』を監督いたしました、濱口竜介と申します。今日はおもしろい映画がたくさん始まるこの週末に、この映画を選んでいただいて本当にありがとうございます。今日は最後まで楽しんで帰ってください。ありがとうございます。

MC：どうもありがとうございました。続きまして、麦（バク）、亮平を演じられました、東出昌大さんです。

東出：麦、亮平を演じました、東出です。本日は初日の朝からご来場いただきまして、本当にありがとうございます。当たり前なんですけれども、一生懸命撮った映画だったので、初日を迎えられて、いや、裏ではもうちょっとくだけてたんですけど（笑）、こうやってお客さんを前にすると感動するんだなぁと、今この映画に携われて良かったなぁとひしひしと感じております。短い間ではありますが、この後みんなでいろいろしゃべりたいと思いますので、最後まで楽しんでください。よろしくお願いします。

MC：ありがとうございました。続きまして、朝子を演じられました、唐田えりかさんです。

唐田：朝子役を演じさせていただきました、唐田えりかです。今日はお越しいただきありがとうございます。本当に大好きな作品が…あぁ！ちょっと泣きそう！（笑）。昨日の夜はクランクインの前日より緊張していて、今日を迎えることが…嬉しくもあり、ちょっと寂しいんですけど、でもやっとこうやって皆さんに届けることができて本当に幸せです。今日はよろしくお願いします。最後まで楽しんでください。

MC：ありがとうございました。続きまして、串橋を演じられました、瀬戸康史さんです。

瀬戸：串橋を演じました、瀬戸康史です。ちょっと唐ちゃーん、やめてや～（笑）。

唐田：ごめーん（笑）。

瀬戸：めちゃめちゃ泣きそうです。

唐田：泣いていいよ（笑）。

瀬戸：なんでや！あんたや！（笑）。本日は本当にありがとうございます。今もそうですけど、心を許せる仲間たち、そして信頼できる監督やスタッフさんと作り上げた作品が、いよいよ本日から公開になって、こうやってご覧いただいたということで、大変嬉しく思います。短い時間ではありますが、皆さん楽しんで帰ってください。

MC：ありがとうございました。続きまして、マヤを演じられました、山下リオさんです。

山下：山下リオです。

観客：リオちゃーん！！

山下：はーい！

観客：久しぶりー！！

山下：久しぶりですね！（笑）。あはは！（笑）。入った瞬間からの皆様のあたたかい拍手と、この空気感もすごくあたたかくて、とてもいい映画になったんじゃないかなというふうに今感じられました。今日は短い時間ですが、よろしくお願いします。

MC：ありがとうございました。続きまして、春代を演じられました、伊藤沙莉さんです。

伊藤：春代を演じさせていただきました、伊藤沙莉です。本日はお越しくださり、誠にありがとうございます。この作品は終わってからも余韻を楽しめる映画だと思うので、（余韻を）残しつつ、この時間を楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いします。

MC：ありがとうございました。続きまして、岡崎を演じられました、渡辺大知さんです。

渡辺：岡崎を演じさせていただきました、渡辺大知です。僕もこの映画のファンの一人として、初日を迎えられて嬉しくもあり、ドキドキしています。皆さんの反応がここからすごく楽しみにしています。たくさんいろんな人に薦めていただきたいなと思っております。今日は舞台挨拶を最後まで楽しんでいってください。よろしくお願いします。