【全起こし】野村周平、柳ゆり菜から「めちゃくちゃですけど魅力的」 佐野岳の役どころは「妖精さん」!? 映画『純平、考え直せ』完成披露上映会舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:どうもありがとうございます。野村さん、ベスパに乗るシーンも出てくようですが、柳さんとの撮影シーンで覚えていることとかありますか?

野村:予告にもなっているんですけども、2人でバイクにも乗らせていただいて。楽しかったよね。

柳:楽しかったです。初めてバイクに乗ったんですけど、運転はお上手なので安心して乗れました。撮影から戻る時に、スタッフさんが皆んなで私達を置いて行っちゃって(笑)。「自分たちで帰ってください」って言われて。信号待ちしてたら、隣の女性2人が乗った車の窓がぴーっと開いて、「これ撮影ですか?」って言って(笑)。周りに撮影の機材が何もないから(笑)、ちょっとチンピラっぽい野村周平が女の子と二人乗りしてるみたいに思われたみたいで(笑)。

野村:事件ですよ(笑)。顔に傷つけた男が女の子を連れ去って、その男が野村周平なら事件ですよ(笑)。

柳:そう思われて、声かけられましたよね(笑)。

MC:バレたんですね。

野村:バレたから、窓を開けたんだと思うんですけど、窓が開いて「だ、大丈夫ですか?」みたいな(笑)。「撮影なんですか?」って言われて、「ちょっと撮影で(笑)。顔、痛々しいですよね(笑)」って言いながらブイーンと走り去りました(笑)。

MC:その人達にもぜひ観てもらいたいですね。

野村:そうですね(笑)。

MC:ということで、どうもありがとうございます。ここでお時間が来てしまいました。それでは最後に、皆さんを代表して野村周平さんと監督から、ご挨拶をお願いします。まずは野村さん、お願いします。

野村:今日は起こしいただきまして、ありがとうございました。今日はちょっとふざけた舞台挨拶になってしまいましたが、本当に良い作品で、「純平、考え直せ」じゃないですけど、観たら皆さんも考え直させられる作品になっていますので、一度ではなく二回、三回と。こんなありきたりなコメントを言うのも何なんですけど…。かめばかむほど美味しくなるやつってあるじゃないですか。イカみたいな。これもちょっとありきたりだな…(笑)。まあ、何回でも観てくださいということなんですけども、本当にただの任侠映画ではなくて、人間として考えさせられるというか、自分が演じたんですけど、純平という男のカッコ良さとか、こういう男というのは現代にはあまりいないと思うので、そういうところを観ていただけたらと思います。本日はお越しくださいまして誠にありがとうございました。

MC:ありがとうございます。では、最後に森岡利行監督、お願いします。

森岡:本日は起こしいただき、ありがとうございました。主演の2人が本当に身体を張って、魂込めて演じてます。若い2人ががむしゃらにやっている姿は、本当に美しくてかっこ良くて、そういう映画になっていると思います。今まで何本か映画を撮ってるんですけど、これが一番ヒットすると思うので(笑)、皆さん応援をよろしくお願いいたします!

MC:どうもありがとうございました!

『純平、考え直せ』
9月22日(土)より新宿シネマカリテ、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開
監督:森岡利行
原作:奥田英朗『純平、考え直せ』(光文社文庫刊)
脚本:角田ルミ 木村暉 吉川菜美
主題歌:the pillows「眩しい闇のメロディー」(DELICIOUS LABEL)
出演:野村周平 柳ゆり菜 毎熊克哉 岡山天音 佐野岳 戸塚純貴 佐藤祐基 藤原季節 日向寺雅人 森田涼花 木下愛華 やしろ優 下條アトム 二階堂智 片岡礼子
配給:アークエンタテインメント

【ストーリー】 新宿・歌舞伎町のチンピラ、坂本純平(野村周平)21歳。いつか“一人前の男”になることを夢見ながら、組の雑用に追われる日々だ。そんな純平は、ある日、対立する組の幹部の命を獲ってこいと命じられる。「これで一人前の男になれる」と気負い立つ純平は、偶然出会ったOLの加奈(柳ゆり菜)と一夜を共にし、つい“鉄砲玉”になることを洩らしてしまう。手元には拳銃一丁と数十万円の支度金。退屈を持て余していた加奈は、時代錯誤な純平の情熱に呆れながらも不思議な胸の高鳴りを覚え、決行までの3日間、純平と行動を共にすることに。新宿を見降ろすホテルに泊まり、大好物の焼肉をたらふく食べ、思い切り笑い、そして孤独と不安を慰め合ううちに、ふたりは惹かれ合っていく…。「鉄砲玉なんかやめて、一緒に逃げようか」と言う加奈に、「男が一度決めたことだから」と純平は聞く耳を持たない。そこで加奈はSNSに相談。すると、忠告や冷やかし、無責任な声援がネット上に飛び交い出した。加奈の想いと、ネット住人たちとの交流が、純平の決意を揺るがし始めるが、決行の日は迫り…さぁ、どうする、純平。

Ⓒ2018「純平、考え直せ」フィルムパートナーズ