MC:だそうです、野村さん(笑)。
野村:いやあ、ありがたいですよね。ヒロインの方にこう言われて。素直に嬉しいです。基本褒められないので。「無茶苦茶」だとか、「ハチャメチャだ」とか、「変わってる」とか、「どこに需要があるの?」とか、そういうことしか言われないので、すごい嬉しいです。ありがとうございます(笑)。
MC:どうもありがとうございました。今回、かなを演じられて、共通点を見出したりとかされましたか?
柳:かなは最初は人生に退屈している今どきの女の子で、特に何も目標や夢を持ってない、なんとなく毎日を過ごしている女の子だったんですけど、純平と出会ってどんどん変わっていくんですね。そこから情熱的な行動というか、彼女がとる行動はすべて共感できました。
MC:役には入りやすかったんですかね?
柳:そうですね。あんまり、何も考えずに。すごい考えて行ったんですけど、全部忘れて、何も考えずにその場で思ったことをやるということをすごく大切にしました。
MC:野村さんは柳ゆり菜さんと共演されて、どういう印象ですか?
野村:初めて共演させていただいたんですけど、覚悟がすごいというか。女優をやっていくと決めたからには、しっかりと芯を一本通して女優業をやられている方だなと思いましたね。(会場のリアクションに)…あれ? 俺、めちゃくちゃ良いこと言ったよね?
柳:ありがとうございます(笑)。
藤原:次、行こう(笑)。
MC:どうもありがとうございました。続いては佐野さんにお聞きいたしますが、佐野さんはゲイの役ということで、今とは全然違う姿なんですが、役を演じるにあたっていかがでしたか?
佐野:ゴローという役は、コインランドリーにいつているような、ゲイのような、男の子ような役なんですよ。衣装合わせの時も、ハチャメチャな衣装だし、カラータイツなんですよ(笑)。いろいろな方から「似合うよ、似合うよ」言われて、ちょっと調子に乗りまして、りゅうちぇるか俺じゃないかと、そんなことを思いながら(笑)。今回はゲイのような役なので、新宿二丁目とかそういう方々が多い場所に通いつめて取材をさせてもらったりして。その中でも作品に活かせる部分はあったのですが、自分の中で何か活かしきれない何か。違和感みたいなものを感じていて、さっきも言ったようにコインランドリーに、いるにはいるんですよ。ゲイはゲイで、男の子は男の子なんですけども、そうじゃない何かというか。それがなんだろう? と思いながら台本を読み返していた中で、ゴローは作品の中のピクシーなんじゃないかと思ったんです。妖精さんです。