【全起こし】東出昌大「ムードメーカーは瀬戸くん」、瀬戸康史「撮影後も月1で会ってるほど仲がいい」『寝ても覚めても』プレミア上映&舞台挨拶 レポート 全文掲載

東出:後ろのお客さんは聞こえづらかったと思いますけど、瀬戸康史が好きで瀬戸康史になりたいっていう話でした!

MC:ちなみに質問はありますか?

観客:もし瀬戸さんがすごい人を好きになったらどんなことをしますか?私はセンター分けにして髪をこうやってしています。

瀬戸:僕は、なんやろなぁ…。頑張りますよ、お仕事を。やっぱり経済的に男は…(ざわつく会場)こういうのでいいんですよね?やらなきゃいけないと思うんですよ。だから…あれ、こういうことじゃないの?僕は一生懸命頑張りますけどね。それが相手を想っているっていうことだと思いますよ。言葉で直接伝えるとかというよりも、僕はそう思っていますけど…。いいでしょうか?(笑)。ごめんなさい、皆さん!

東出:ありがとうございます!

MC:ありがとうございます。申し訳ございません、まだまだお話を伺いたいのですが、30分があっという間に過ぎてしまいまして、そろそろお時間がやってきてしまいました。それでは最後にもう一言ずつ、代表して監督と東出さんにお言葉をいただければと思います。まず監督、一言お願いいたします。

濱口:改めて、お越しいただき本当にありがとうございます。これから2時間楽しんでいただきたいと思っているんですが、改めて皆さん出ていただいてありがとうございました。本当に皆さんを撮れて幸せでした。これから映画が皆さんのものになってくれるととても嬉しいなと思うので、映画をもらって帰っていただきたいなと思っております。よろしくお願いします。

MC:ありがとうございます。それでは東出さん、お願いいたします。

東出:本当に仲が良すぎて、今日はまとまりのない舞台挨拶になっちゃったかなぁと思うんですけども。お芝居とか女優とかっていうものについて激論を交わすシーンがあったんです。この後ご覧いただけると思うんですけれども、そのシーンも撮影の緊張感はあったんですけど、カメラが止まると、あえてみんながふざけたくだらない話ばかりしたり、クイズをやったり、しりとりをやったりしていて、緊張感がある現場だったんですけど、そのオンとオフを切り替えないとたぶん頭がぐちゃぐちゃになるからっていう、ガッと集中してお芝居をした、非常に素敵な時間が流れる現場でした。ですので、この撮った映画は、僕は本当に胸を張って皆さんにご覧いただけますし、あとクランクアップコメントの時に言ったんですけど、僕はこの作品の撮影中、“寝ても覚めても”この映画のことしか考えていなかったです。僕はこの映画が公開されるまでは死ねないなって本気で思っていました。だからって死ぬわけじゃないんですけど(笑)。本当に冗談じゃなく、僕はこの映画を本気で愛しています。ですので、今日ご覧いただけるのが大変嬉しいです。いろいろな感想を持って帰っていただけると思うんですけれども、いろいろ考えて味わっていただければ、もうこれ以上光栄なことはないです。本日はお越しいただきまして、ありがとうございました!

MC:ありがとうございました。これにて舞台挨拶を終了させていただきます。皆さん、大きな拍手でお送りください!東出昌大さん、唐田えりかさん、瀬戸康史さん、山下リオさん、伊藤沙莉さん、渡辺大知さん、濱口監督でした!

『寝ても覚めても』
9月1日(土) テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
監督:濱口竜介
原作:柴崎友香「寝ても覚めても」(河出書房新社刊)
音楽:tofubeats
主題歌:tofubeats「River」(unBORDE/ワーナーミュージック・ジャパン)
出演:東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知 仲本工事 田中美佐子
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス

【ストーリー】 東京。カフェで働く朝子は、コーヒーを届けに行った先の会社で亮平と出会う。真っ直ぐに想いを伝えてくれる亮平に戸惑いながらも朝子は惹かれていき、ふたりは仲を深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦(バク)に顔がそっくりだったのだー。

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