MC:実際に声を入れる時に、困ったりしたことはなかったのですか?
木村:困りはしなかったんですけど、なんせアドリブなので、うっかり「よいしょ」って言ったりとかしちゃってね(笑)。「木村さん。それは日本語です」って言われたりして(笑)。
米林:木村さんや鈴木さんは別のブースにいて、我々、監督だったり演出、プロデューサーは他のところにいるんですけど、聞いていながら、急にカニ語を発明してその場で演じてもらうような、「今のは『ヤ~』でなくて、『カ〜』でお願いします」とか(笑)。戸惑ったとは思うんですけど、その都度対応して上手に演じてくださって本当に嬉しく思っています。
MC:鈴木さんはいかがですか?カニ語は。
鈴木:なんかあんまりカニ語って意識せずに、木村さんと2人でアフレコしていて、気づいたら2時間ぐらい経っていてビックリしました。あっという間でした。
MC:けっこう試行錯誤しながらということなんですかね?
鈴木:そうですね、木村さんと2人で一緒のシーンをやったりとかも多かったので。
木村:そうなんですよ、今回一緒にアフレコさせていただいて、兄弟の話ということも会って、本来は一人ずつやるのが正しいんだろうなと思うんですけど、おかげさまでね、兄弟感が強くできたと私は思ってるんだけど…。
鈴木:すごい、良かったです(笑)。
木村:良かった(笑)。
MC:何をここで確認してるんですか(笑)?まあ、これらをヒントにですね、映画のほうは楽しんでいただきたいなと思っておりますが、さて、この会場の皆さまに、もうひとかた、ご紹介したい人がいらっしゃいます。この映画のエンディングテーマを歌っている、木村カエラさんがお越しです。皆さま、大きな拍手でお迎えください。木村カエラさんです、どうぞ。
木村(カ):どうも木村カエラです、よろしくお願いいたします。
MC:よろしくお願いいたします。本作のエンディングテーマの作詞をしていただいたということなんですけれども、どんな気持ちで作ったんでしょうか。
木村(カ):そうですね、とにかく真っ直ぐで明るい曲にしようというのはありまして、映画を観終わった皆さんが、口ずさんで帰れるような、そして明るい気持ちになるような、そんな曲になるといいなと思って、音葉選びをしていきました。
MC:作詞をする時に、お気に入りのフレーズであるとか、この言葉を入れようと思ったことはあるんですか?
木村(カ):そうですね、どれもお気に入りなんですけど、親子で映画を観てほしいという、西村プロデューサーたちの願いとかもやっぱりあったので、親ならではの、子供が泥んこになっていても、どんな状態であっても抱っこできるというか、親の無償の愛というか、そういうものを入れられて、子供がのびのび育っていく気持ちというか、喜びとかが表現できればいいなと思って言葉を選んでいきました。