【全起こし】安田顕「安田顕ならぬ“ゲス田顕”を演じた」「代表作かも!」『愛しのアイリーン』完成披露“宴”試写会イベント レポート 全文掲載

MC:木野花さんが爆笑しております(笑)。これは仕込んだわけではないですよね、安田さん。お願いしたわけじゃないですよね。

安田:さっき久しぶりに会ったばかりだから!本当にそう言ってくださって光栄です。イッツ マイ オーナーですよ。アイ アプリシエイト。

ナッツ:どうもありがとうございます!(I appreciate it!)

安田:えぇ、センキュー、センキュー!アイ ラブ ユー。

ナッツ:私も大好きです!(I love you, too!)

会場:フウゥー!フウゥー!

MC:ありがとうございます(笑)。木野花さん、ずっと現場ではこんな感じだったんでしょうか?

木野:いや、こんなんじゃないですよ(笑)。

(会場爆笑)

安田:どよーんとしてましたよね!

木野:もう暑くて暑くて!去年も…今年も猛暑ですけれども、猛暑で。もう本当にぐだぐだな気持ちになりながらも夢中で撮影していたというか、不思議な時間でしたね。それは後で言いますけれども、とりあえず、母親役のツルを演じました、木野花です。よろしくお願いします。

MC:皆さん、木野花さんの演技にこれからご注目いただきたいと思います。続いてご挨拶いただきたいと思いますが、原作者の新井英樹さんにもお越しいただきました。よろしくお願いします。

新井:原作を描いた自分が、こんな場所にのこのこやって来ていいのかって迷ったんですけれども(笑)、とにかく力いっぱい応援したいという意味でやって来て、ハードルを上げるつもりはないですけれども、傑作です!吉田監督にお任せします(笑)。

MC:ありがとうございます。原作に惚れ込んで映画化されました、吉田恵輔監督です!

吉田:こんにちはー!そうです、吉田です。よろしくお願いします!華やかなこのステージとみんなの明るい笑顔を見て、うーん、なんかたぶん勘違いしてるんじゃないかなぁという(笑)。爽やかな恋愛映画をもし期待しているのならごめんなさい、全然そういう映画じゃないので(笑)。(皆さんが会場を)出た時の表情がちょっと不安で、今胸がいっぱいです(笑)。よろしくお願いします。

MC:ありがとうございました!それでは早速お話を伺っていこうと思います。実は、吉田監督が原作と出会って20年の歳月が流れてついに映画化という、想いがいっぱい詰まった作品だと思いますので、お話を伺っていきます。撮影は去年の夏と今年の頭にお撮りになられて、皆さん、出来立てを観ていただくということですよね。お客様、おめでとうございます!では監督、今回のこの作品が念願叶っての映画化で、改めてどんなお気持ちですか?

吉田:僕、監督になってから10年ちょいになるんですけれども、もう監督デビューの時からこの原作をやりたいと、いろんなプロデューサーさんに本を渡して、渡して、渡して、説明して、みんな、「これはちょっと…」って言われた10年間で、やっと作ることができました。なぜできなかったのか、たぶん映画を観たらすごいわかると思うんですけど(笑)。結構尖がっています。なので、やっと撮れたということは、そういう時代になったのかと思って嬉しく思います。出来上がりに関しては、“自画自賛吉田”となっていますので、楽しんでもらえると思います。

MC:本当におめでとうございます。まだシーンが目に焼き付いて離れない状態で、それぐらいインパクトがある作品だったんですが、新井さんは、実は映画化というのが今回初めてなんですよね。

新井:今回初めてですね。まさか自分が描いた漫画が、中でも一番下品な漫画が(笑)、まさか一番映画化されるとは思っていなくて。ただ、監督と同じだと思うのが、非常に我々、照れと恥らいがあります。だから、出てくるシーンは結構嫌だっていうシーンの連続かもしれないけれども、すごく品のいい映画になっていますので、ぜひそこは期待してください(笑)。