【全起こし】池松壮亮、高杉真宙、向井理は「なめない派」、満島真之介は「2本なめた」…!? 映画『君が君で君だ』完成披露舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:最後に池松壮亮さんと、松居監督からメッセージをお願いいたします。

池松:あんまりネタバレはできないんですけど、主人公がひまわりを食べるシーンがあるんですね。だから、一緒に皆さんもひまわりを食べてもらいたいです(笑)。今のは冗談ですけど。なんか、すごく乱暴で破天荒で狂っていて、つたない言葉でも、ものすごい純粋な映画になったかと思っています。…真面目なことを言おうとしてるんですけど、なんか出てこないんですよね。人生において、何かに一生懸命になったり、愛する人がいたり、そういう変化を望んでいる人に観ていただきたいなと、個人的に思っています。変な映画です。ヤバイ人たちのテラスハウスみたいな映画です。よろしくお願いします。

MC:ありがとうございます。最後に松居監督、お願いします。

松居:大人になるって、どういうことかなと思っていて、自分では感情だったり、出来事だったり、状況だったりに名前をつけて、これはいいこと、これは悪いことみたいに、利害関係を整理していくことのような気がしているんです。でも、ここからの104分間は、一回その名前をつけたこととか、純愛だ、好き嫌いだ、ストーカーだとかは、一回忘れて観てもらえたら嬉しいなと思うし、きっと皆さんの中にもリコーダーなめたいと、もちろん思ったことがあるとは思いますけど(笑)、そういう気持ちもありつつ、今日この世界に生まれたみたいな気持ちで観てください。言葉を覚えるギリギリの…。すごい準備してきたんですけど、しゃべりながら、なんか違ったなと…(笑)。ありがとうございます。

MC:ありがとうございました!

『君が君で君だ』
7月7日(土)全国公開
監督・原作・脚本:松居大悟
出演:池松壮亮 キム・コッピ 満島真之介 大倉孝二 高杉真宙 向井理 YOU
配給:ティ・ジョイ

【ストーリー】 大好きな子が好きな「尾崎豊」「ブラピ」「坂本龍馬」になりきり、自分の名前を捨て、10年間ただひたすら好きな子を見守ってきた3人の男たちを描いた恋愛譚。触れ合うことも告白することもなく、ただ見守り続けてきた3人が、執拗な借金の取り立てから好きな子を守るべく立ち上がるも返り討ちに!物語は大いなる騒動へと発展していく。

©2018「君が君で君だ」製作委員会