【全起こし】大泉洋が日韓相撲対決!「酔うと相撲とっちゃう」話に真木よう子、井上真央ら苦笑いのワケとは? 映画『焼肉ドラゴン』初日舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:ということで、本当に皆さんには貴重で楽しいお話をしてもらいました。ありがとうございました。ここで実は、監督キャストの皆さんに、内緒でキム・サンホさんからお手紙をいただいております。

大泉:お!ジャパニーズ相撲の感想が。

MC:えー、まったくないです(笑)。

大泉:真の横綱を見たみたいなやつは?

MC:一切ございません(笑)。僭越ながらお読みさせていただいます。

こんにちは。キム・サンホです。映画の公開日に本当は舞台でご挨拶を差し上げなければならないのですが、スケジュールが合わず、このようにメッセージを送らせていただくことになりました。この映画を撮りながら、私は良い思い出をたくさん作ることができました。こんな素晴らしい映画に出演させていただいたことを、今だに嬉しく感じています。監督をはじめ、立派な共演者さんたちに恵まれて、いろいろな意味で大事な体験だったと思っています。日本の観客の皆さま、この映画の物語は、皆さまの家族、友達、隣に住んでいる方、そして今、どこかで生きている人々の話です。この映画の登場人物と一緒に笑ったり、泣いたり、怒ったり、一緒の時間をお過ごし下さい。それから私のように、良い思い出をたくさん作って、お帰りになられたら幸いです。感謝します。

キム・サンホ

(会場拍手)

MC:真木さん、お手紙どうだったでしょうか?

真木:なんか、キム・サンホさんから、そんないい言葉を聞いたのは初めてのような気がする…(笑)、ちょっと泣きそうになった(笑)。

MC:さっきのお話を聞いていただけに、本当に感動的なお手紙をいただきました。キム・サンホさん、ありがとうございました。最後になりますが、監督、キャストの皆さんを代表して、鄭義信監督からご覧くださった皆さん、そして上映を楽しみにされているお客様に、メッセージをお願いいたします。

鄭:本日は最後まで残っていただき、本当にありがとうございました。10年前に今日のこんな日が来るとは全然思ってもいませんでした。でも温かい観客の皆さまから、再演、再再演を望まれ、そして映画化を望まれ、いろいろな温かいスタッフの人たち、キャストの人たちに恵まれて、やっと今日のこの日が来ました。多くの人に感謝しつつ、多くの観客の皆さんに感謝しつつ、この映画が生まれたと思っております。本当にありがとうございました。

MC:ありがとうございました。

『焼肉ドラゴン』
6月22日(金)より全国公開
監督・原作・脚本:鄭義信 
出演:真木よう子 井上真央 大泉洋 桜庭ななみ 大谷亮平 ハン・ドンギュ イム・ヒチョル 大江晋平 宇野祥平 根岸季衣
配給:KADOKAWA ファントム・フィルム

【ストーリー】 万国博覧会が催された1970(昭和45)年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花(真木よう子)、梨花(井上真央)、美花(桜庭ななみ)の三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。失くした故郷、戦争で奪われた左腕…。つらい過去は決して消えないけれど、毎日懸命に働き、家族はいつも明るく、ささいなことで泣いたり笑ったり。店の中は、静花の幼馴染・哲男(大泉洋)など騒がしい常連客たちでいつも大賑わい。“たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる―”それが龍吉のいつもの口癖だ。そんな何が起きても強い絆で結ばれた「焼肉ドラゴン」にも、次第に時代の波が押し寄せてくるのだった。

Ⓒ 2018「焼肉ドラゴン」製作委員会