【全起こし】大泉洋が日韓相撲対決!「酔うと相撲とっちゃう」話に真木よう子、井上真央ら苦笑いのワケとは? 映画『焼肉ドラゴン』初日舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:ありがとうございます。冒頭のシーンは順撮りだったということで、自転車シーンは最初に撮られたということなんですけど、大泉さんとの共演についても伺いたいですが。

大泉:あんまりいい話、でませんよ。私の自転車がヘタだったとか言ってくるので。

MC:完成披露の時もおっしゃってましたけど(笑)。

井上:あれは酷かったですね。

大泉:道が酷いだけだから。

MC:大泉さんが悪いわけではなかったんですね。

大泉:なんか、韓国の俳優さんは上手だったとか。

井上:はい、とっても。私も運転したけど、なんでこんなに蛇行するんだろうなあ、洋さんと思いましたけど。

大泉:演技ですから。

井上:そうですね。ありがとうございます。怒りを引き出してくださった。

大泉:そう。怒りを引き出す、僕の手腕です。怒った瞬間に言いましたから。「それだよ!忘れんじゃないよ。その顔だよ」って。どうも彼女は出せないんですよ。お嬢さまみたいな芝居をしてるから「そんなんじゃダメだ」。わざと蛇行して、怒った瞬間に「それだよ!忘れんじゃないよ」と。

MC:分かりました(笑)。その通りに受け止めてさせていただきたいと思います。そして大泉さん。もともと舞台の「焼肉ドラゴン」を北九州の劇場まで行ってご覧になったという。

大泉:行きました。北九州まで行きました。そのぐらい、評判がすさまじくて。「とにかく面白いから、観たほうがいい」と言われて。でも観られるのが北九州しかなくて。飛行機で飛んで行って観ましたね。もう、とにかく感動しちゃって。終わった後に、ぼーっとしちゃいましたね。放心状態で、こんな舞台あるのかと思って。「ワー!」と皆んなは立ち上がってたから、ちょっと遅れてスタンディングオベーションしましたねえ。

MC:まさかその哲男役が。

大泉:そうなんですよ。私に来るとはね。本当は三姉妹のうちの誰かをやりたかったんですけど。哲男か、と思って。

MC:おかしいですから(笑)。でも、実際本作で演じられた哲男、そして映画としての『焼肉ドラゴン』をご覧になって、いかがでしたか?

大泉:なかなか自分の役というのは、客観的には観られないので。ただ、自分で観ても、あんまりやったことがない役だとは思いましたね。そういう意味で、監督にやらせてもらったというのもありますし。監督に引き出してもらったなと思いますし。舞台は3時間ぐらいありますしね。

鄭:休憩入れて3時間半ぐらいですかね。

大泉:ねえ。それを2時間の映画にしちゃうから、いろいろなところが短くはなっているで、どの位伝わるのかな?という不安はあったんですけど、出来上がって映画を観た時に、やっぱり私も泣いてましたからね、最後のほうは。だから監督は映画でも見事に『焼肉ドラゴン』を作られたんじゃないかなと思いました。ホッとしました。