MC:どうもありがとうございました。では続いて、コムアイさんに伺いたいと思いますけれども、キイロという猫役で、すごく印象に残っているのは、“ねこすて橋”の下のいろんな役者さんたちがみんな猫になっているシーン、あの撮影はいかがでしたか?
コムアイ:すごいおもしろかったです。まずお話をいただいた時に、猫の役をやってくださいというのと、猫が登場する映画ですと言われていたので、私は声優をやるんだと思っていたんですよ。そしたら実際に自分もやるという話で。“ねこすて橋”のところは他にもいっぱい猫はいて、いろんな人がそれぞれの猫を演じているわけなんですけど、そのタイミングがちょっと難しかったですね。全員の猫が動いているので、それぞれがうまく噛み合わないとOKにならなくて、それをリハーサルとか稽古を何回もやって本番をやってっていうので、うまく全員がクリアした時、全員の台詞とか動きとか、すごく気持ちよかったです。
MC:吉沢さんも“ねこすて橋”で一緒になったシーンもあったと思いますけれども、お二人で共演してみてどうでしたか?
吉沢:彼女は素がすごく猫っぽいというか、動物的な感性を持っていらっしゃる方で、すごく見ていて楽しかったし、二人でやっている時は他の役者さんとお芝居をしている時の空気感とは違う、すごく居心地がいい空間で、僕はすごく楽しかったですね。キイロとの二人のシーンは特に。
コムアイ:ありがとうございます。すごくよく言ってくださって…私、本当に同じことが2回できないんですよ、お芝居で。本当に迷惑をめっちゃかけていて…。1回やったら次は全然違うことをするけど、吉沢くんは絶対に同じことができるんですよ。自分で微調整をしながらどんどんよくしていくタイプなのに、私がブンブンぶらすから、うまく吉沢くんがフォローしてくれて二人のシーンはできたという感じでした。(吉沢に対して)ありがとうございます。
吉沢:ありがとうございます。
コムアイ:ハクビシンのシーン、すごく楽しかった。
吉沢:あー、楽しかったですね!
コムアイ:ハクビシンがどうのと言っているところ、「しっぽが齧られて…」と言っているところは、本当に猫の気持ちがしました。
吉沢:唯一のロケでしたからね。
コムアイ:そうでしたね。
吉沢:あ、そうか、歌うところもあるか。
コムアイ:うん、半分。
MC:どうもありがとうございました。さて、いろいろと撮影のお話を聞いてきましたけれども、本日のメインイベントにこれから移りたいと思います。本日は記念すべき映画の初日でもございますが、もう一つおめでたいことがございます。ね!沢尻さん!
沢尻:そうなんですよ~!実はですね、この映画を作っていただいた犬童監督!なんと明日(6月24日)、お誕生日です!
(会場拍手)
犬童:誕生日なんですよ、明日。年取るとだんだん誕生日って嬉しくなくなるんですけど、沢尻さんに祝ってもらえるなら、僕はもう最高に嬉しいです。ありがとうございます。
MC:犬童監督、なんとさらに素敵なものをご用意していただいているんですよ。こんなものをご用意しましたので、持ってきてください!お願いします!
(猫の良男の形をしたケーキが登場)
犬童:これはリモコンとかで動くやつですか?
吉沢:すごい!
MC:ご覧ください。これは何でしょうか?わかりますか?
犬童:これは…リモコンで動くやつですか?
(会場爆笑)
MC:良男のケーキでございます!
吉沢:すごい!かわいい!
犬童:これ、食べづらくないですか?良男に悪くて。
MC:監督、劇場にお客様もいらっしゃっていますし、キャストの皆さんも犬童監督のお誕生日を祝いたいということで…。
犬童:全然祝いたい感じでもないですよ?
(会場爆笑)
MC:祝いたいですよね!?皆さん!この映画も歌っているシーンもございますし、お客様もせっかくですから、ハッピーバースデーの歌を歌ってくれますか?
(会場拍手)
犬童:ありがとうございます。すみません。じゃあよろしくお願いします。ありがとうございます、ほんとに。
MC:では、キャストの皆さんも歌ってください!
犬童:目を瞑って聴いていますから、よろしくお願いします。
MC:それではミュージック、スタート!
(キャスト&観客で「ハッピーバースデートゥーユー」を合唱)
キャスト:おめでとうございまーす!
犬童:ありがとうございます。これを思い出に余生を過ごせたらなぁと。もうすぐ還暦なので、これを思い出に還暦を迎えられたら(笑)。ありがとうございました!皆さん。でも、誰かがケーキ(にナイフを)入れてくださいね。俺にはとても入れられないので(笑)、よろしくお願いします。