「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」というタイトルで、2010年「Yahoo!知恵袋」に投稿された質問はたちまち話題を呼び、ボーカロイド曲に派生したのち翌年にはコミックエッセイ化。一大ブームを創り上げた伝説の投稿が、『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』として実写映画化され、6月8日に公開初日を迎えた。本作の公開記念舞台挨拶が、6月9日に角川シネマ新宿にて行われ、主演の榮倉奈々、安田顕、大谷亮平、野々すみ花、李闘士男監督が登場した。ここでは本イベントの模様を全文掲載でお届けする。
MC:本日は『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』公開記念舞台挨拶にお越しいただき、ありがとうございます。この映画は「Yahoo!知恵袋」伝説の投稿から生まれたコミックエッセイが最高のキャストを迎えてついに実写化となりました。15パターンもの死んだふりを全身全霊で披露し、なんともキュートで愛おしい妻のちえを演じた榮倉奈々さん。そんなちえに振り回されながらも、妻のことを理解しようと奮闘する夫に安田顕さん。さらには、大谷亮平さん、野々すみ花さんなどユニークで最高のキャストが集結いたしました。それでは、さっそく本日のゲストの方をお呼びいたしましょう。どうぞ皆さま、大きな拍手でお迎えください。
ありがとうございます。昨日、初日を迎えたということで、まずはそのお気持ちと、ご挨拶を一言ずついただければと思います。まずは榮倉奈々さん、お願いします。
榮倉:本日は劇場にお越しくださいまして本当にどうもありがとうございます。どの映画でも公開を迎えるととても嬉しい気持ちで、晴れ晴れとした気持ちになるんですけども、この映画に関しては本当に本当に嬉しいです(笑)。ね?
安田:うん(笑)。
榮倉:嬉しいね(笑)。
安田:嬉しいね(笑)。
榮倉:(笑)そうだ、上映後だ。皆さん観ていただいた後ですよね。なんかいろいろな思いが巡ります。そして今日というか、昨日という日が来るまで、安田さんとたくさんいろいろな宣伝に出させてもらったんですけど、なんかやっと安田さんと距離が近づいて来たかなと思ったら、もう終わりますね。
安田:そうだねえ。すごく打ち解けたなと思ったんだけど、今日で終わりか。寂しいねえ…。
榮倉:周期的には、たぶん5年に一度くらい。まあオリンピックぐらいの周期では会えているんですけど。
安田:じゃあ次は50代と30半ばか。
榮倉:そうですね(笑)。
安田:どんな役があるかなあ。
榮倉:でも、その頃にはゼロの関係性に戻って…
安田:(爆笑)
榮倉:(笑)、埋め直さなきゃいけないかなと思うと、悲しいような楽しいような感じなんですけど(笑)。すいません、最初の挨拶でしたね。今日は本当にありがとうございます。少しの時間ですがよろしくお願いします。
MC:ありがとうございます。安田顕さん、お願いします。
安田:えー、本日はお足元の悪い中…
MC:いや、すごいいい天気ですよ。
安田:いい天気でしたか?
MC:30度です。
安田:失礼いたしました。いい天気の中、こんな映画館にきてくださいまして(笑)。映画館に足を運んでくださいまして、本当に感謝申しあげます。僕はこの映画の品川徹さんのシーンが好きで、榮倉さんがパンダの顔をしながら品川さんがおっしゃった言葉がいちばん印象に残っています。ラストシーンからの切り替わりとチャットモンチーさんの歌に、すごく温かい気持ちになりました。この映画が末永く愛されて欲しいなと思っております。本日はありがとうございます。