MC:ありがとうございます。キャストの皆さんにお聞きしたいのですが、最初に台本を読んだ時の印象ですとか、演じる上で大切になさったことなどを教えていただけますか?高杉さん、いかがですか?
高杉:そうですね、最初に読ませて、台本を読ませて#g%$…、緊張してます(笑)。はい、すいません。台本を読ませていただいた時に、大事件が起きるわけでもなく、でも宏伸という何でもない男の子がカメラと出会って、色づいていく青春感が本当にきれいで。眼に浮かぶような光景が沢山あって。その青春を自分は踏みしめたいなと、読んだ時に思いました。これがどんなふうに絵になって、映画として自分は役として生きていけるかなあって。本当にきれいだなと最初は思いました。
MC:なるほど。武田さんはいかがでしたか?
武田:原作を読ませていただいた時に、とにかく温子の存在が大きくて、かなりインパクトのある役だったので、それに負けないようにしなければと思って。私は普段、人見知りで結構受け身なんですけど、今回の現場は年下の方も多かったので、真宙くんには初日に入った時に「今日からタメ語で。りなっちと呼んで」と(笑)。松本さんは、まだ全然しゃべったこともなかったんですけど、いきなり部屋に押しかけて、「今からお祭り行こう!」って(笑)。それくらい、グイグイ行こうと思って。はい、あっちゃんぽく生きようと思いました。でも水野さんとか吉沢(吉沢悠)さんは年上のお兄さんなので甘えさせていただいて、格闘技を教えていただきました。
水野:いやいや(笑)、めっちゃ強いじゃないですか!?
草野:お祭りはすごい楽しそうな写真が送られてきて、うらやましかったです。
松本:楽しかったです。学生の太鼓の方たちがいて。
草野:実際に公開撮影をした高校の和太鼓部の、全国一位の和太鼓部で。その子たちがお祭りでもやってたんですよね。
松本:はい、いました。素敵でした。
MC:三好役はいかがでしたか?
松本:台本を最初に読んだ時は、みんな個性豊かで、愛しいキャラクターたちがいて、自分がやる三好のことも普段だと、自分がやるんだと思ったら素直に読めないんですけど、素直に好きだなこの子という子だったので、好きだなと思えるセリフも沢山あったので、楽しみだなと思いました。三好が他の子達とは孤立したところがあるので、最初は皆んなと、自分の性格もあるんですけど、仲良くはなれなくて、撮影が進んでいくごとに、皆んなが優しく話しかけてくれたこともあって、最後には仲良くなれました。
MC:なるほど。水野さんは役と自分とのシンクロ率が高いとおっしゃっておりましたが。
水野:衣装合わせのときに、監督に初めてお会いして、セリフを名古屋弁とか、自分の使っている言葉に直して欲しいと言われて、めちゃくちゃ自分だなと素直に思いましたね。こんなに自分に近い役があるんだと思うくらい、ステキな役だと思いました。
草野:最初のシーンを撮るときに、佇まいがあまりにもナチュラルすぎて、撮影の見学に来た人ぐらいの雰囲気で現場にいて(笑)。
水野:ひまわり畑が出てくるんですけど、そこに普通のお客さんもいて、「トイレどこですか?」って聞かれたりとか。「僕、ここの人じゃないですよ」って何回も言わないといけないぐらい(笑)。
草野:それぐらいナチュラルで(笑)。