MC:ありがとうございました。では、李闘⼠男監督、お願いします。
李:こんばんは。皆さん、お越しくださいましてありがとうございます。こんな素敵な劇場で皆さんに観てもらえるのを喜んでおります。どうぞ楽しんでいってください。
MC:ありがとうございました。まずは榮倉さん、安田さん。このタイトル、言うだけでも楽しいじゃないですか。
安田:『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』、たしかに興味を引くタイトルですね。
MC:インパクトが強いですよねえ。
安田:そうですねえ。最近多いですね、『君の膵臓をたべたい』とか。これは「Yahoo!知恵袋」からなんですよね。
榮倉:「Yahoo!知恵袋」の投稿から広がって、李監督と脚本家さんで?
李:そうそう。最初は「なにこれ?」って感じで、見たら面白いから、プロデューサーに「面白いんじゃない?」っていうことで企画が始まったんです。未だに正確にタイトルを言えないけど(笑)。
MC:お二人はオファーを受けた時にあらすじを聞いて、どんな映画になるんだろうと思いましたか?
榮倉:最初はとにかく長いタイトルだなと。「Yahoo!知恵袋」に投稿があって、そこから話が膨らんで映画化になるっていう流れが、とても現代っぽい。SNSなどのメディアが広がっている現代っぽいな、面白いなから始まって、コメディなのかなと思って脚本を読ませてもらったんですけども、予想外の産物が多すぎて、タイトルよりもびっくりしたんですけど、どうでした?
安田:原作を拝見して、「榮倉奈々さんの夫役です」って言われて「ヤッタぁ〜」と思って脚本を読んだら全然内容が違うんですよ。なんでこんなに違うんだって。字面だけ読んでたから。正直、どうやったらこれ面白くなるんだろうと思って。それで映画を観た時に「うわー、やられた」と思いましたね。こんなになるんだという。最後はうまくいきますから。
李:いやいやいや(笑)。
安田:大谷さんと野々さんのご夫婦がね、あのー…。
MC:バツバツ!その次を言うのは!
榮倉:言わなくてもいいでしょう(笑)。
安田:いろいろなご夫婦が出て来るの。どんな世代の人たちも分かっちゃうような。共感できる。我々以外の夫婦が面白くてね、我々はそうでもないから、腹がたって腹がたって仕方がない(笑)。李闘⼠男監督の照れ屋さんの内面をぜひ観ていただきたいと思いますね。