MC:高橋さんは、永野さんとの共演シーンでエピソード、思い出は何かありますか?
高橋:結構長い間ご一緒して、ほとんど台詞じゃないところでもエチュード的にずっとお芝居をさせていただいていたので、とても印象に残っていますね。家族構成だったりとかを、ほぼ即興というかエチュードでやらせていただいて、永野さん、素晴らしいなぁと思って。
永野:現場の隣の人が来て「ジャズ演奏してました?」って聞かれて、「あ、違います!」って言っていて。
高橋:セッションっていう意味で言いたいんですね(笑)。ほんとにセッションでしたよね。
永野:セッションでした(笑)。
高橋:貴重な体験でしたよね。
永野:これ、滑ったとか書かないでくださいね!
高橋:楽屋ではウケたんですよね。それをそのまま持ってきて。
永野:楽屋ではウケるんですよ。だからテレビ業界で残ってるんですよ、僕は。すいません!
MC:ありがとうございます(笑)。村上さんはいかがでしょうか?印象に残った共演者の方は?
村上:僕は、高橋くんがおっしゃっていたように全員なんですけれども、特にずっと若い頃からというか、ガキの頃から舞台で拝見させていただいていた神野三鈴さんと同じ作品に出られたというのは非常に嬉しかったです。嬉しいです。ありがとうございます。齊藤くん、ありがとう!
齊藤:とんでもないです。こちらこそです。
MC:二朗さんはいかがでしょうか?
佐藤:上映前なのでいろいろ言えないんだけど、とにかくすごくいい映画です!とにかく!僕と村淳が出ているところが少し…しばらく怖くて観られなかったんですよ。僕と村淳が出ているあるシーンは浮いたりはしないだろうかと思っていて。
村上:僕もそれは思っていました。
佐藤:思っていたよね。怖くて観られなかった。でも観たら意外にも、浮いてはいるんだけど、工のハンドルによっていい感じに調和されていて、作品の他にはない感だったので。だから、すごくいい映画です。印象に残っているのはもうみんなです。もうみんな。僕と村淳が出ているシーンは動物園みたいなシーンなので、みんな印象に残っています。
MC:あれはすごいシーンですよね。あまり多くを語らないほうが、もしかしたら観る前ならいいのかもなと思いますけれども。
佐藤:そうなんだよね。観る前なんだよ。
村上:そうですね。このボールにみんなのサインが入っているんですけれども。
佐藤:何で君、バスケットボールを?
村上:いや、靴と合わせたんですけど(笑)。
MC:村上さん、さっきの舞台挨拶でもバスケットボールをお持ちになっていましたが。
村上:さっき靴と合わせましたよ。
リリー:そのバスケットボールの件、さっき知らないままやったから、ちゃんと話してくださいよ。
高橋:僕が小学生の頃、校庭開放ですごくかっこいいお兄さんがいてバスケットのシュートを練習されていて。後々知ったことなんですけど、その時に教えてくださったのが、そのかっこいいお兄さんがタンクトップで「ボールを放物線で、山なりにシュートをするんだよ」と言われて、そこから僕は“山なり兄さん”と呼んで。その“山なり兄さん”が、ある時からコンビニとか本屋さんに行くと、“山なり兄さん”が本の表紙になっているんですね。それが村淳さんだったと。僕の中ではもう“山なり兄さん”なんですよねぇ。でも、近所の学校にタンクトップ一丁で校庭に入るって、もうギリのお兄さんでしたよね(笑)。下は穿いていますよ(笑)。
村上:(笑)。
齊藤:マスコミさん、いらっしゃいますからね(笑)。
高橋:今日は久しぶりにその山なりが…。
村上:そうですね。怪我のないようにしてくださいね。そのへんに投げてみるんで。
MC:皆さんのサインが入っているんですよね。
高橋:“山なり兄さん”のシュートだ!
(村上がバスケットボールを客席に投げる)
村上:それ、持って行っていいよ。
高橋:淳さんがボールを用意してくださったんです。
村上:そうです。買ってきたもんね!
MC:ありがとうございます。そして“山なり兄さん”の山なりが見られて嬉しいです。
高橋:最高です。何十年ぶりに見たんだろう。
リリー:受け取った方が取られないように、すぐ股間に挟みましたよ(笑)。
村上:リリーさんはもう、そっちへそっちへ…(笑)。
リリー:そうしていらっしゃるからそう言っているだけですよ(笑)。
MC:ぜひ大事にされてください。そして、平昌オリンピックではメダルラッシュとなって日本中が盛り上がっていますけれども、この『blank13』の作品の中で金メダルだなと思ったのはそれぞれどなたでしょうか?
佐藤:無理やりオリンピックに結びつけますね!
MC:すみません(笑)。そうなんですよ。金メダル級の活躍を見せたのはどなたでしょうか?監督に聞いてみましょうか。
齊藤:本当に皆さんではあるんですけど、強いて言うならば、制作部の伊藤さんですかね。僕もガジェットがあまりない作品を数々やってきて、厳しい現場を乗り越えてきた制作部さんがいるんですけど、井口昇組と一緒にやっていた方がいて、「この日数で撮るんだけれども」と彼にご相談をしました。ロケ地をまとめないと移動時間とかも含めてなかなか成立しないんですけど、彼が地域との付き合いがすでにあるので、今回、足利市と御殿場、あとは都内の数か所で、すごく狭いエリアの中でしっかりとロケハンをできたというのは、本当に彼の功績は大きいなと今改めて思っていますね。
MC:日数としては実際はどれくらいでしたか?
齊藤:1週間ですね。
MC:伊藤さんがやっぱり…。
齊藤:皆さんもですけど、強いて言うと。裏側を知っている人間としては。
MC:ありがとうございます。
永野:俺かと思っちゃった。
齊藤:期待していたんですね(笑)。すみません(笑)。
永野:どっちらけですよ、今のは、出演者は。
齊藤:どっちらけ?次、大丈夫です。
MC:次に行かせていただきます(笑)。二朗さんはどうですか?現場で金メダル級の盛り上げを見せた方とか。
佐藤:僕はこれに呼んでもらったということもあるし、それで全く無名の時から知っていて、どんな作品を撮るんだろうと思って現場でやって、出来上がった作品を観たらすごくおもしろい映画になっていたので、感謝の意を込めて、やっぱり工ですかね。
齊藤:ありがとうございます。おんぶに抱っこでした、二朗さんに。
佐藤:そんなことないです、そんなことないです。