MC:ありがとうございます。もう一問、皆さんに質問したいと思います。ボス・ベイビーはボスになるために奮闘しますが、皆さんが子どもの頃に思い描いていたなりたいもの、小さい時になりたかったものは何でしょうか?という質問です。山寺さんからお願いいたします。
山寺:僕はたまたま親が買ってきたニニ・ロッソというトランペッターのアルバムを家で聴いていて、「トランペッターになりたい!」って思ったんですよ。その時に学校で「トランペッター募集」ってあって、学校で楽器を用意するからって。リコーダーのオーディションで受かった人はトランペッターを学校で養成するみたいなのがあって。作文にも書いたんですよ、将来の夢はトランペッターって。「これは…!」と思って受けたら、一発で落ちて。結局ね、夢破れて。他の友達がなっちゃったんで、二度とやるものかと思って(笑)。
ムロ:今、口でできます?
山寺:(トランペットの音まねを披露)…ってね!
ムロ:すげぇ!
山寺:トランペッターです!
MC:ありがとうございます。素晴らしいです。では、石田さん、お願いいたします。
石田:僕は小学校の時の卒業文集に書いているんですけれども、僕もいまだに何でこれ書いたのか覚えてないんですけど(笑)、「忍者か貝」って書いていたんですよ(笑)。どっちみち隠れたいというか(笑)。何かどこかから逃げてるんやと思いますけどもねぇ。「貝になりたい」って小学生が言うやつじゃないですからね!(笑)。
ムロ:悟ってるのかな(笑)。
石田:はい(笑)。僕はそれですね。
MC:でも、今は真逆でいらっしゃいますよね。
石田:あ、そうですか!?表向きは明るくしゃべっていますけど、戻ったら貝ですよ、私(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。では、乙葉さん、いかがでしょうか?
乙葉:私は住んでいた街の図書館の先生になりたかったんですけれども、すごくその場所が大好きで、静かで森みたいなところに囲まれた図書館で、本当に静寂な空間が大好きでした。
ムロ:乙葉さんだぁ。乙葉さんらしい。癒されるー…。
MC:(笑)。芳根さんはいかがでしょうか?
芳根:私は2、3歳の頃からずっとパンダになりたくて、パンダになれると思っていました。
ムロ:おいおい、夢があるじゃねぇか。
芳根:ずっとパンダのお面をつけていて。
ムロ:そうなんだ!
芳根:自分がパンダだと思っていて。将来は絶対パンダになるって信じていました(笑)。
石田:海月姫になっちゃったね(笑)。
芳根:(笑)。
MC:かわいいです(笑)。最後に、ムロツヨシさんでございます。
ムロ:僕は先ほども言いましたけど、プロ野球選手になりたかったです。それでリトルリーグという、小学校だけど硬球でやるチームに入って、もうほんとにプロになるぞと思っていました。まぁーこれが全くうまくならずにですね!その日入ってきた少年にも負けるぐらい下手くそだったんですよ(笑)。それで潔く小6でやめましたね!こんなにも才能がないのかと(笑)。でも小学校の時はプロ野球選手でした。それで中学行ってから、何か表に立てるようなことをちょっと思い描いて…。中学校2年生の文集じゃないですけど、将来の夢をあえて中学2年生に書かせる先生がいたんですけど、それがちょっと前に出てきて、表に立つ人みたいな、テレビとか映画に立つ人みたいなことを中2の時に書いていたんですよ。そこからそれを高校で忘れているんですけど。だから、少年の時に思い描いた将来の自分というのは今の自分なのかなと思います。
石田:うまくまとめていきましたね、今(笑)。
山寺:うまくまとまったので、(取材陣の)手が今止まりましたよ!(笑)。
石田:ピターッ!と止まってます(笑)。静寂がすごかったです!
山寺:今、ほんとにパソコン打ってる人、「え?」って(笑)。
ムロ:今のは失敗です、書かなくて結構でーす。いいとこだけ取ってください。お願いします(笑)。
MC:どうもありがとうございました。いろいろとお話を伺いたかったのですが、お時間もそろそろということになりましたので、最後に代表いたしましてムロツヨシさん、本作を楽しみにされている方々にメッセージをお願いします。
ムロ:立つ?ここは最後だから立つ?
MC:おまかせいたします(笑)。
ムロ:(笑)。皆さん、この映画は一人の男の子がお兄ちゃんになるまでの物語であり、一人の赤ちゃんが男として、仕事を地位や名誉ではなく家族を選ぶ物語です。大人が観たら何かを思い出させるような映画であり、子どもたちが観たら何かが残る映画です。親子で、家族で、カップルで、夫婦で観て楽しんでいただけたらなと思います。『ボス・ベイビー』、どうぞよろしくお願いいたします。
MC:どうもありがとうございました!以上をもちまして、会見を終了とさせていただきます。皆様、どうもありがとうございました!
『ボス・ベイビー』
3月21日公開
監督:トム・マクグラス
出演:アレック・ボールドウィン マイルズ・バクシ ジミー・キンメル リサ・クドロー スティーブ・ブシェミ
吹き替えキャスト:ムロツヨシ 芳根京子 宮野真守 山寺宏一
配給:東宝東和
【ストーリー】 パパとママ、7歳のティムの3人家族の元にやってきたのは、黒いスーツに白いシャツ、ネクタイをビシッと締め、チャキチャキと歩く赤ちゃん“ボス・ベイビー”。弟として迎えいれられた彼は普通じゃない。見た目は赤ちゃん、中身はおっさんだったのだ!!
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