MC:先ほど観ていただいたお庭のシーン、バトルシーンはとてもおもしろいんですけれども、ムロさんは特にお気に入りで。
ムロ:ここ、お気に入りなんですよ。子どもたちの世界では本当に真剣勝負、本当に爆発しているんです、子どもたちのなかでは。でも、大人から見たらスピードもゆっくりだし、このギャップがよく描かれているなぁ、このシーンいいなぁと思って。吹替えしている時からこのシーンは本当にお気に入りです。このギャップが現実なんでしょうね。大人たちが見たらただゆっくり歩いているだけのものが。
MC:そこらへんは本当に見事ですよね。
ムロ:見事だなぁと思います。
MC:芳根さんは“一日一ボス・ベイビー”というくらいアフレコの練習をされていたんですよね。
芳根:はい。お家で何度もいただいた資料を観て“一ボス・ベイビー”を目標に、毎日観てから収録、観てから収録というので。何からしていいのかわからないぐらいなので。
ムロ:わからないよね!
芳根:とりあえず資料を観てイメージしてから行こうと思って“一ボス・ベイビー”をしていました。
MC:やっぱり女優というお仕事とは実際には違うものですか?
芳根:やっぱり身体を動かしたくなっちゃうんですよね。言っていて。だけど動かすと音が入っちゃうので、がに股になりながら言っていましたね(笑)。
ムロ:その練習の成果が出ていますよね。
MC:ありがとうございました。それでは、皆様に共通質問をさせていただきたいと思います。
ムロ:なんですか。嫌ですよ、難しい質問は。
MC:聞いてください(笑)。いきます。
ムロ:今、余計な時間だったでしょ?
MC:そんなことないですよ!そんなことないですよ!(笑)。
ムロ:「進行の邪魔をして…」って思ってるでしょ?
MC:そんなことないですよ(笑)。ムロさん、そういうところが好きでございますよ(笑)。いきますよ!
ムロ:感情入ってないじゃないの!(笑)。
MC:いきます!(笑)。赤ちゃんなのにおっさんというギャップがかわいいボス・ベイビーですが、ボス・ベイビーのように中身は今のまま、外見だけ赤ちゃんだったとしたら何をしてみたいですか?この質問を山寺さんからいきたいと思います。
山寺:僕からですか?(笑)。なんて質問ですか!ほんとにもうね!(笑)。僕は、皆さんもそうだと思いますけど、哺乳瓶でミルクを飲んでみたいというね。なかなか飲んでみたいと思ってもできないじゃないですか。もう久しく哺乳瓶で飲み物を飲んでいないので。
石田:大人は飲めないですからね。口の構造的に。
山寺:そうなんですか!?
石田:赤ちゃんの頃の口の構造でしか飲みにくくなっているらしいですよ。
山寺:昔、高田馬場の居酒屋で焼酎とかを哺乳瓶で飲んで、何分以内で飲んだらタダっていうのがあったんですよ。昔チャレンジしたけど、一回も成功したことなかった!それがもう20年以上前なので、それ以来、哺乳瓶でチュパチュパやってないのでちょっとやってみたいなと。
ムロ:飲んでみたいですね、たしかに。
山寺:なかなか許されないじゃないですか。プライベートで言っていたらね(笑)。
ムロ:ちょっとした癖みたいになりますからね。
山寺:そうですね。そんな感じです!
MC:ありがとうございます。今、石田さんが説明されていましたけど、哺乳瓶の経験はあるんですか?
石田:一度試してみたんですけども、「どんな感じなんやろ?」って思って。でも全然飲めないんですよ!それで調べたらそういうことらしくて。
山寺:そうなんだ。そういうことなんだ。勉強になります。
ムロ:じゃあ、高田馬場のときは完全にぼったくられたでしょ!
山寺:構造上無理なんだから!大人には無理なんだから!ぼったくられた!(笑)。
石田:飲みにくいんですよ!(笑)。
山寺:そうかぁ。気づかなかった(笑)。
MC:石田さんは、外見だけ赤ちゃんになって中身が自分だったとしたら、何をしてみたいでしょうか?
石田:僕は“いないいないばぁ”と、“たかいたかい”について論文を書きたいなと思いますね。果たして、これはどんな感情を受けるのかと、実際やってみたときに。本気でやられたことないじゃないですか。その赤ちゃんの気持ちをちゃんと…(笑)。
ムロ:でもそうですよね。自分の身長の6倍、5倍の高さをたかいたかいって、僕らはもう味わえないですよね。
石田:一番最初はフリーフォールみたいなものですからね(笑)。ぜひそれを残したいなと思います。
MC:では、乙葉さんはいかがでしょうか?
乙葉:今一番、寝たいっていうのがすごくあって、睡眠がやっぱり欲しいので(笑)、赤ちゃんになったらたくさん寝たいです(笑)。
ムロ:あ、乙葉さんだぁ、そう質問に答えるの(笑)。たくさん寝たい(笑)。いいですねぇ。
石田:原寸大ですね(笑)。
MC:やっぱりそれだけいろいろ忙しくて。
乙葉:そうですね。やることを忘れてずーっと寝たいです。
MC:料理も作ってもらってとか、そういう感じですよね(笑)。ありがとうございます。では、芳根さんはいかがですか?
芳根:一歩も歩きたくないです(笑)。
ムロ:あぁ、そう。一歩も歩きたくない?
芳根:一日だけ一歩も歩かない日を経験してみたいです。ベッドからどこまでも運ばれて、最終的にベッドに帰ってくるっていう生活をしてみたいです。
ムロ:そっかぁ。脚、骨折するとできるよ?(笑)。
芳根:骨折経験がないので(笑)。まだ未経験です(笑)。
ムロ:一日一歩も動かない生活ね!
芳根:そういう生活をしてみたいです。動きたくて動いちゃうので、私、結構。
ムロ:全部着替えさせてくれたり、トイレもいかなくていいもんね!赤ちゃんになれば。
芳根:はい(笑)。
ムロ:そうかそうかぁ。
MC:では、最後にムロさんの番でございます。
ムロ:僕は赤ちゃんになって泣きたいです!泣いてみたい!もう泣かなくなりましたよね、大人は。泣いたら恥ずかしいじゃないですか、そういう感情が入ってくるし、泣いたらいけないとか。嫌なことがあったらすぐ泣いていいんですよ、赤ちゃんは。僕、全然嫌なことがあったらそれを忘れるようなことも覚えてしまったし…。嫌な人がいてもいい部分を見つける術を見つけてしまって(笑)。それはそれで楽しい人生ではありますが。そろそろ嫌だったらもう泣くという…泣いたらすぐに笑えるじゃないですか、赤ちゃんって。そういう自分を取り戻したいなっていう部分もありますよね。ただ、今まで身につけた術はやっぱり残したい(笑)。一日だけそうですね、泣きたいなぁとは思いますね。
MC:ちなみに、最後に泣いたのはいつでしょうか?
ムロ:たぶんですけど、去年の夏の甲子園で負けたチームのベンチの、試合に出ていない子を見たときにもらい泣きをしたと思います。
石田:たぶん今年も泣くやん!
ムロ:(笑)。甲子園の最後のほうは見ないようにしてるんですよ(笑)。延長入ったら、どっちも「あー!」ってなっちゃうんですよ。「あー!」ってなっちゃうから、あれ、どうしても野球をやっていた人間、大人はだめですね。どうしても泣いちゃいますね。あれが最後の涙だったかなぁと思います。
MC:では、いつか号泣をしてもらって…。
ムロ:そうですね。号泣したいなぁと思います。