MC:ありがとうございます。中村倫也さん。
中村:どうも、久住健太郎役…あ、クズケン…どっちでもいいか、中村倫也です。ありがとうございます。本日は最後まで楽しんでいってください。
MC:ありがとうございます。田中圭さん。
田中:ドラマプロデューサーの田村をやらせていただきました、田中圭です。あけましておめでとうございました!
MC:おめでとうございました!(笑)。ありがとうございます。では最後に、メガホンをとられました廣木隆一監督です。
廣木:こんにちは。監督をしました廣木隆一です。観終わった後なんですよね?おもしろかったですか?
(会場拍手)
廣木:朝早くからありがとうございます。短い舞台挨拶かもしれないですけれど、楽しんでいってください。
MC:ありがとうございます。今、監督のご紹介で拍手が起こりましたけれども、岡田さん、ご友人から観た感想が届いたという噂を聞いたんですけれども。
岡田:はい。昨日、初日に観にいったと連絡が来たんですけれども、カップルで観にいったらしいんですけど、僕の男の友人がその彼女に「あんたは伊藤くんそのものだ」って言われたみたいで(笑)。僕の友人は最低なクズ野郎でした(笑)。
(会場爆笑)
MC:(笑)。岡田さんから見てそのお友達はどうなんですか?
岡田:そんなことはなかったんですけど、やっぱり女性から見るとそういうふうに見えるのかなぁというのがわかりました。
MC:具体的にこういうところはということまでは言われなかったんですか?
岡田:LINE1つ2つくらいのやりとりなので…すみません、そこまで深く聞きませんでした。
MC:たしかにここに今いらっしゃる満員のお客さんも、私の彼や知っているあの人は伊藤くんのほうかもしれないとかもあるのではないでしょうか。ここにいらっしゃるキャストの皆さんにも、観た感想がこれからどんどん届くと思います。後ろに「全員無様な」と書いてあるように、登場人物全員がもがき苦しみながら、その痛くて無様で目が離せないようなこのストーリー。岡田さん、木村さん、インパクトが非常にある登場人物がそろったこの作品ですけれども、ご自身が演じた役も含めてこの作品の登場人物についてどう思われていますか?岡田さん、どうでしょう。
岡田:今回は痛い男“痛男”とクズと自意識過剰と言われているものの、伊藤くんは伊藤くんで自分の世界を持っていて、自己中なんですけど自分の世界を持っているというのは僕にとっては憧れでして、それは伊藤くんに尊敬ではないですけど、羨ましいなというふうに思ってしまう部分がありましたね。だからすごく演じがいがありまして、すごく楽しかったです。
MC:女性の木村さんはどうですか?
木村:とても人間らしくて私は好きだなぁと思いました。どちらかといえば、自分をちゃんと持ちたいがゆえにもがいている人たちのお話なので、私は逆に愛すべきところがたくさんあるなと。自分自身が彼女たちに当てはまるところもありますし、どの彼女たちもそれから男性陣も、みんなどこか前を向いているあたりが希望があっていいなぁと思って観ていました。