【全起こし】岡田将生「なんでこんな大事な日に喉をやっちゃってんだ馬鹿野郎!」って自分に毒吐き!? 『伊藤くん A to E』公開記念イベント 全文掲載!

MC:作品の裏側もここでどんどん伺っていきたいのですが、撮影自体は昨年の8月の暑い時期にされていたと伺いました。ここで、皆さんには撮影中から公開を迎えた今日まで、この作品について印象に残っていることを伺っていこうと思います。佐々木さん、いかがでしょうか。

佐々木:この映画の出来上がりを観たときに、伊藤くんと矢崎莉桜が思いを伝え合うというか言葉をぶつけるシーンが後半部分にあるんですけれど、本当に申し訳ないんですけど、本当に最低だなと思って(笑)。伊藤くんが最低すぎて、木村さんに「もっともっともっといけ!頑張れ!負けるな!」っていう気持ちになりましたね。(岡田に対して)すいません(笑)。岡田さんじゃないので、伊藤くんが(笑)。

岡田:あぁ、伊藤くんね!(笑)。

MC:でも撮影中は岡田将生さんだったんですよね。

佐々木:そうですね。本当に低姿勢な方で、すごく礼儀正しいといいますか(笑)。

木村:ちなみに岡田さんは今日喉が不調なので、皆さん優しい目で見守ってあげてください(笑)。

岡田:(かすれ声で)すみません…(笑)。

(会場爆笑)

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MC:志田さんはどういうことが思い出に残っていますか?

志田:私は伊藤くんからストーキングされる役なんですけど、撮影中に公園で伊藤くんが「どうなっても知らないからな!」って言うシーンがありまして、そのときに本当に心から「この人気持ち悪い」と思って(笑)。

(会場爆笑)

岡田:ごめん、ちょっと待ってちょっと待って…。あの、悪口…?

志田:岡田さんではなくて伊藤くんが(笑)。

岡田:あぁ、伊藤くんがね…。そうかそうか…。

志田:それがすごく印象に残っていますね。

MC:岡田将生さんだとわかっているんだけど、でも伊藤くんにしか見えないと。

志田:伊藤くんにしか見えなくて、本当に全速力で、素で逃げました(笑)。

(会場爆笑)

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MC:そういうときって、やっぱりなんとなく岡田さんも志田さんから冷たくされたって落ち込んだりしなかったんですか?

岡田:カットがかかって待っている時間とかもやっぱりちょっと軽蔑した目で見られて(笑)。まだ残っているんだなぁ、役がっていう感じでした。

MC:それぐらい役と一体化していたんですね。

志田:そうですね。入り込んでいました(笑)。

MC:池田さんはいかがでしょうか。

池田:思い出に残っているシーンはたくさんあるんですけど、それよりも廣木さんの演出は現場に行ってみないとわからないので、もちろん各々こういう気持ちでこういう感じでって考えてきていると思うんですけど、それを初っ端からぶち壊すことがたまにあって、岡田さんとのシーンもそうですし、夏帆ちゃんとのシーンもそうなんですけど。「あ、ここでこうやるんだ!」とか、急に近づいてきて「ここでちょっと歌ってみようか」みたいな(笑)、急なひらめきが多くて。

MC:いきなりくるんですか?

池田:いきなりきますね。「ちょっと“あっ”って言ってみようか」とか(笑)。たぶん廣木さんの頭の中ではできているんだろうなぁと思って(笑)。それは結構いまだに残っています。

MC:戸惑ったりもしたけど、出来上がった作品を観るといいシーンに…?

池田:“あっ”っていうのはいまだにわからなかったんですけどね。

MC:監督、“あっ”っていうのは何だったんでしょう?

廣木:何だったんですかね?

池田:(笑)。

木村:監督、現場で「そういえば“あっ”ってやるの忘れた」っていうのがたまにありましたよね。「“あっ”ってやってない」って。どなたのときだっけな…。

夏帆:私も「“あっ”って言って」って言われました。

MC:佐々木さんも?

佐々木:私も言われましたね。

MC:志田さんも?

志田:はい。

池田:私の勘違いです(笑)。

廣木:みんなやりました(笑)。

池田:“あっ”って言うスタート…。

MC:それが多かったということですね。

池田:そうですね。観ていただければわかると思います。

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MC:監督の指示だったんですね。夏帆さんはいかがでしょうか。

夏帆:この映画が公開する前にドラマが放送されていて、私の実希がメインに出てくる回が8、9話だったんですけど、ちょうど映画の撮影と同時に撮っていたんですね。それで同じシチュエーションで同じような台詞でキャストも変わらないっていうのを繰り返し撮っていて、混乱じゃないですけど、「この台詞、昨日も言ったなぁ」とすごく不思議な感覚になったのを覚えていますね。

MC:ドラマと映画でこういうバージョンっていうのは珍しいですよね。

夏帆:初めてですね。特にその時系列も同じなので、それを同時期に撮るのは初めての経験だったんですけれども、すごくおもしろかったです。

MC:ドラマと映画でここは違うというのはありましたか?

夏帆:撮影している場所も変わらないですし役者も変わらないですし、しゃべってる内容も変わらないんですけど、でも監督が違うとこんなにシーンの見え方が違うんだっていうのがすごくおもしろかったです。

MC:夏帆さんから見て監督は何が違ったんですか?

夏帆:まず撮り方が全然違うんですね。もちろん、あえてドラマと映画の違いを出すためにそういうふうに演出しているところもあると思うんですけど、やっぱりそのシーンそのシーンで監督の個性ってすごく出るんだなぁと思いました。

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