MC:ありがとうございます。続きまして、おおぞら銀行、頭取の京極雅彦役を演じられました古谷一行さん、お願いします。
古谷:古谷一行です。今日はこんなにたくさん観に来ていただきありがとうございました。第一話ご覧になっていかがでしたでしょうか。(会場拍手)ありがとうございます。楽屋で松嶋さんと五朗が2話からの方が面白いと言っておりました(笑)。私は何本かWOWOWのドラマをやらせてもらっていますが、全8話というのは一番長い作品です。WOWOWでは自分にとって最長のドラマです。セリフも最大の量をしゃべりました(笑)。若い人たちに頑張った背中を見せたんだと思います。ぜひ8本全部ご覧ください。どうもありがとうございます。
MC:そして本作の監督を務められました権野元監督、お願いいたします。
権野:どうも。権野と申します。いつも大体言うんですが、身長は196cmです。大きいですが肝っ玉は小さいので、今すごく緊張しています。短い時間ですがよろしくお付き合いください。今日はありがとうございます。
MC:ありがとうございます。それでは早速いろんな話を伺ってまいります。まずは織田さんに伺います。演じられた野崎修平役、熱く人情味あふれる人物ということで、我々は織田さんにピッタリの役なのではないかと思うところではあるんですけど、実際に演じられてご自身と重なる点、また苦労された点などはどんなところだったんでしょうか?
織田:この作品が決まってからピッタリの役だよねっていろんな方に言われたんですけど、そんなイメージですか?(会場拍手)あ、そうですか(笑)。拍手もらってどう反応していいんだか分からないくらい、そんなに真面目に生きてきた覚えはないんですけど、大人としてルールは守るように心がけてはいますけど、でもこんなにしっかりできるかなあ…。(野崎は劇中で)「過去より未来を見ないか?」とさんざん甘い餌をぶら下げられるんですけど、彼はなびかないんですね。でも、僕はどうかなって思っちゃう。すごく苦しかったです。この役はあまりにも真面目すぎて、撮影が終わった後の喉の渇きみたいなものを、帰ってビール飲まないとやりきれないみたいな、そんな気分で毎日いたので、そう言われるのがちょっと意外でした。
MC:そうなんですね?
織田:そうじゃないんですよね?
MC:ピッタリですよね、拝見する限りでは。とても素敵です。(会場拍手)
織田:そうですか(笑)。ありがとうございます。
MC:意外なところでご苦労されたこともあったんですね。
織田:先輩方がすごく多い作品だったんで、それ自体が久しぶりで、僕は新人のような気分半分、あとはこの人たちを相手に変化球一切なしでストレートでどんどん投げていくような男なので、ひたすら投げ続けて8話もあると肩がぶっ壊れるんじゃないかと思うぐらい。途中からだんだん顔面崩壊してきますんで、その辺は心してご覧ください。