【全文掲載】窪田正孝、宮沢りえの「罵声を携帯でとってるところ。気持ちよかったですね」お気に入りシーンは録音部気分だった!?

MC:(笑)。最後に皆さん本作はポリティカルコメディということですので、2022年新年早々初笑いしたことを伺いたいと思います。まずは窪田さんからよろしいでしょうか。

窪田:サウナが好きなんですけど、新年一発目のサウナに行った時に、関西のおじさんたちがいらっしゃったんですけど、声がものすごいでかくて。扉を超えて大浴場に聞こえるんじゃないかというくらいの声で、「なんやコラー!」とか、TVに向かってずっと言ってるんですよ。僕はずっとタオルで顔を隠して、中でずっと笑ってました。舌を噛んで笑いを耐えてました(笑)。コントのように面白かったです。初笑いでした(笑)。

MC:宮沢さんはいかがでしたか?

宮沢:笑うのは体に良いと思って、積極的に笑うようにはしてますけど、年末にちょっと出かけていて、年始は家で迎えたいから、急いでタクシーを捕まえて帰ろうと思っていたら全く捕まらずに、閑散とした本当に街灯もない住宅街でお正月を迎えたんで、ガタブルしながらお正月を迎えた瞬間に、「今年はこういうスタートだなぁ」と思って、ちょっと可笑しくなって笑ってしまいました。笑いってああいうときに起こるんだなーって。人生のギャップというか、ギャップがあるところですごく可笑しさって出てくるのかなと思いました。

MC:赤楚さんはいかがでしょうか?

赤楚:僕は正月、実家に帰ったタイミングで、ワンちゃんを飼ってまして、そのワンちゃんが家に来たのが去年のゴールデンウィークなんですけど、会ったのが3回目ぐらいなので、やっぱり忘れていて。僕のことを見るためにギャンギャン吠えてるんですけど、お菓子をあげたらすごい懐いてくれて、笑っちゃいました(笑)。すぐ打ち解けました。お菓子をあげればいいんだなって。

MC:監督はいかがでしょうか?

坂下:初夢で、現金の札束を持ったままジェットコースターに乗ってて、必死に抑えるんですけど全部やっぱり飛んでっちゃうっていう。初夢ですごい象徴的だなと。笑うしかないなと思いました。

MC:ありがとうございます(笑)。それでは、最後に主演の窪田さんから皆さんに一言メッセージをお願いできればと思います。

窪田:今日は観に来ていただいて本当にありがとうございました。宮沢さんもおっしゃったとおり、笑顔は本当にポジティブに人をさせるというか、幸せな気持ちにさせてくれて、この映画はすごく笑いの中にも確信をついたこともたくさん織り交ざっていて、どこか他人ごととは思えないようなところもいっぱい詰まっていると思います。他人事ではなく、選挙って自分たちの周りにあるものだと思うし、映画を通してまざまざと描いているのがこの『決戦は日曜日』なので、一人でも良かったなと、面白かったなと思った方は、周りの人に伝えていただけたら嬉しいなぁと思います。今日はありがとうございました。

『決戦は日曜日』
2022年1月7日(金) 全国公開
監督・脚本:坂下雄一郎
出演:窪田正孝 宮沢りえ 赤楚衛二 内田慈 小市慢太郎 音尾琢真
配給:クロックワークス

【ストーリー】 とある地方都市。谷村勉(窪田正孝)はこの地に強い地盤を持ち当選を続ける衆議院議員・川島昌平の私設秘書。秘書として経験も積み中堅となり、仕事に特別熱い思いはないが、暮らしていくには満足な仕事と思っていた。ところがある日、川島が病に倒れてしまう。そんなタイミングで衆議院が解散。後継候補として白羽の矢が立ったのは、川島の娘・有美(宮沢りえ)。谷村は有美の補佐役として業務にあたることになったが、自由奔放、世間知らず、だけど謎の熱意だけはある有美に振り回される日々。でもまあ、父・川島の地盤は盤石。よほどのことがない限り当選は確実…だったのだが、政界に蔓延る古くからの慣習に納得できない有美はある行動を起こす…それは選挙に落ちること。前代未聞の選挙戦の行方は?

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