MC:ありがとうございます(笑)。まずは、『BLUE BIRD』主演の佐野さん、ちょっぴりドジなお兄さんという役どころだったんですけれども、役柄に共感できるポイントやご自身との共通点はありましたか?
佐野:弟がいるっていう設定の中だったんですけど、僕は一人っ子だったんです。でも、ダンスを通しての“お兄ちゃん的な存在”みたいな人は周りにいっぱいいたし、いろんなタイプの人がいました。ケンジみたいなドジな兄っぽいような先輩もいて、そういう人たちを思い浮かべながら、でも不器用ながらに自分のことを可愛がってくれてたなとかを思い出すきっかけになるような役でした。
SABU:一人っ子だったんですね、知らなかったです(笑)。
佐野:一人っ子なんすよ、僕(笑)。実は(笑)。でも、弟役の醍醐虎汰朗くんも、いい意味で壁がないというか、ズケズケ来てくれる方で。自分はそういうタイプの人の方が接しやすので、現場でも演じやすい環境でした。
MC:クランクイン前にはSABU監督と何かお話をなさったりしたことはあったんでしょうか?
佐野:以前、HIROさんがSABU監督と食事されているところに、一度だけ誘っていただいて、そこでお会いしたことはあったんですけど、マジで怖い人だと思ってたんで(笑)。その時は普通に一緒に食事をさせていただいて。今回は現場でガッツリ入らせてもらって、いろんな話とかもできて、印象がもう本当に180度変わりました(笑)。すごい近い距離でやらせてもらいました。
MC:監督からご覧になった佐野さんは、どんな子印象でした?
SABU:すごい真面目で、良かったです。「ブルバード」の缶バッジを弾くシーンがあって、技術さんに3つだけ作ってもらって、海沿いのシーンだったので落とすと危ないから「軽く練習してください」って渡したら、一発目で“ちゃぽん”って(笑)。
佐野:貴重な3個なのに(笑)。「気をつけてね」ってフリのような感じで渡されて、「分かりました!」って一発目の水の中に入っちゃって。「もう2つしかない」って、ハッパかけられました(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。続きまして、『言えない二人』主演の白濱さん。白濱さんは、今回この「CINEMA FIGHTERS project」にGENERATIONS全員で参加すると聞いたときには、どんなお気持ちでしたか?
白濱:GENERATIONSは、もともとお芝居をしているメンバーがいたので、玲於や涼太っていうのは想像がついたんですけど、隼とか裕太くんとかは、役者として想像がつかないというか、すごいワクワクしましたし、実際その出来上がりを観た時に、“こういう表情もできるんだなぁ、演技すごいなー”みたいなのはすごく感じましたね。
MC:じゃあメンバー同士でもかなり刺激を受けあったというか?
白濱:そうですね。メンディーくんの役とかもすごい良かったですし、やっぱり彼は憑依型の役者タイプなんで、僕は何度か共演したことがあって、今は共演NGにさせてもらってます。役者として食われちゃうから(笑)。
佐野:なんかメンディーさんと同じ現場になると「メンディーさんの気持ち待ちでーす」っていう時間があるそうです(笑)。
白濱:朝来たときから役に入ってるタイプなんで(笑)。でも、本当に良いお芝居してたなあというのはすごく感じましたね。グループ全員が、別々の作品でショートフィルムを作るっていうのはすごく面白い取り組みだなというのを感じました。
MC:山下監督は、あゆむ役を演じた白濱さんはいかがでしたでしょうか?
山下:シナリオを書く前に、白濱くんに世間話をする時間を設けてもらって、僕はひねくれてるので白濱くんのコンプレックスとか、裏の顔を引き出そうと話をしたんですけど、全然出てこないというか自分が恥ずかしくなってきちゃって(笑)。だったらもうこの白濱くんのイメージで物語を考えようっていう感じで作りました。
白濱:僕が印象的だったのが、衣装合わせでロケ地が銀座だったじゃないですか。それで銀座で浮く格好にしようと結構考えましたよね。
山下:その辺のコンビニに行くような格好を、銀座っぽくない格好を探しながら衣装合わせしましたね。
白濱:あゆむは、僕の明るさとは全く違うので、普段の感じは消さなきゃなぁと心がけてました。