【全文掲載】松坂桃李「言われたくないなぁ。言われたくないけど、M気質としては…」西野七瀬の冷たい言葉に大興奮!?

ケンドー:なるほど(笑)。そして今回、極道側のキャラクターとして登場したのが斎藤さん、早乙女さん、そして吉田さん。斎藤さん、いかがでしたか?

斎藤:僕は前作の後に松坂さんと違う仕事で一緒になって、オオカミからかわいいクマさんに変身していた時なんですけど、その時から松坂さんは、そのライターを片時も放さず持っていて、続編にかける意気込みをヒシヒシと感じていました。

松坂:はい、お守りのように。

ケンドー:空港次第では没収ですから気をつけてくださいよ。

松坂:そうなんですよ。そこは気をつけてます(笑)。

ケンドー:斎藤さんも気合い入れていかんとと?

斎藤:上林さんがアベンジャーズの悪役のような(笑)。こんな悪役見たことないというレベルなので、日岡との二人のバトルは日本映画史に残るのは間違いないと思います。

ケンドー:そして早乙女さん、いかがでしたか? 危ない空気を出している役でしたね?

早乙女:前作を観てから、この作品に入ったので、あの怖い世界に自分が入るのかと思うと緊張して怖かったですね。現場に行くのがほんとに怖かったです。現場で撮影している時、撮影が無くても鈴木さんが見に来られる時があるんですよ。その時、ジャージにマスクで、広島のやべえヤツが撮影現場にからみに来たんじゃないかと思って(笑)。それもすごい怖かったです。

ケンドー:やっぱり皆さんをビビらせてるじゃないですか?

鈴木:パトロールです(笑)。

ケンドー:それ、ヤンキーが良く言うやつですよ。

鈴木:登場シーンが少ない時期があったので、いるぞと。我々はずっと広島にいるからなと、アピールして(笑)。

ケンドー:そして吉田さん。チクリがあるんですけど。こちらに入っている情報では、最初は役所広司さんの代わりの役だと思っていたとか?

吉田:その話は忘れてください(笑)。あまりにも興奮してね。前作を観てるので、分かんなくなっちゃってたんですね(笑)。役所さん死んだから今度は俺が役所さんの代わりをやるのかって。

ケンドー:復活劇があると思ったんですか?

吉田:原作を読んでないにもほどがありますね(笑)。ちょっとなんだかわからない状態になってました。

ケンドー:現場はいかがでしたか?

吉田:最初のシーンが、宇梶剛士さんと寺島進さんとで、ある意味、本物の方と一緒のシーンで(笑)。ある意味ですよ(笑)。見た目が(笑)。そこでヒリヒリと「孤狼の血」が始まったなと。気合いれなあかんなというところから始まりましたね。そして、次の日に松坂さんとお会いして、まぁ痩せてるのでビックリしました。タフな役なのに、果たしてその減量は正しいのか?って一瞬思ったんですけど、スクリーンに映っているのを観れば、正しかったわけですね。シャープといいますか。

ケンドー:松坂さんは、絞ったほうが良いと思われたんですか?

松坂:いわゆる飢えた感じというか、這いつくばっている狂犬みたいなものに繋がればいいなという感じで。飢え感みたいなものが欲しかったんですよね。そこからつながる復讐心だったり、「全員とっちめてやる、ブタ箱に叩き込んでやる」というようなエネルギーも含めて作っていきたかったんですよね。

ケンドー:公開後に“松坂式ダイエット”の本を出して一儲けする気持ちもないんですね?

松坂:ないです(笑)。ないです(笑)。あれば知りたいです(笑)。

ケンドー:そして前作から出演している滝藤さん、中村さん。まずは滝藤さん、NEW日岡はいかがでしたか?

滝藤:パート1でコテンパンにやられたので、この日を待ってたんですよね。だから最初はどんな感情が自分の中にわくのか、すごい楽しみだったんですけど、松坂くんと会ったら初恋の人に会ったみたいな気持ちになったんですよ(笑)。とても不思議な感覚でした。

松坂:現場でもおっしゃってました(笑)。

ケンドー:そして中村さん、新聞記者役いかがでしたか?

中村:今回、初日が鈴木亮平さんと同じ場面だったんですけど、やっぱりすごく怖くて、ずっと足が震えてました。

鈴木:やめてくださいよ!ぜんぜんそんなことなかったですよ(笑)。生き生きしてましたよ。

ケンドー:ですよね。なんとなく嘘をついているのが分かりました(笑)。

中村:松坂桃李くんはすごく作り込んできていて、すごくシャープになって。痩せたなたと思って。僕もこの作品の撮影の時から、17kgぐらい絞ったんですけど、誰も言ってくれないんですよね(笑)。あんまり変わらないんだなと思って(笑)。

松坂:ヒゲですよ。ヒゲの分量がすごいからじゃないですか(笑)?

中村:そういうこと?