【全文掲載】松坂桃李「言われたくないなぁ。言われたくないけど、M気質としては…」西野七瀬の冷たい言葉に大興奮!?

第42回日本アカデミー賞を総なめにした白石和彌監督、役所広司、松坂桃李、江口洋介共演の映画『孤狼の血』の続編『孤狼の血 LEVEL2』が、8月20日より公開される。このほど、7月20日に日清食品 POWER STATION [REBOOT]にて完成披露プレミアイベントが開催され、キャストの松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、斎藤工、早乙女太一、滝藤賢一、中村獅童、吉田鋼太郎、白石和彌監督、原作者の柚月裕子、MCとしてケンドーコバヤシが出席した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

ケンドーコバヤシ(MC):司会は私、ケンドーコバヤシ、本作には一切関係ない男がMCを行わせていただきます。なぜなのか!?好きだからですよ(笑)。よろしくお願いします!早速ですが、松坂さん、前作はまだ大学出のぼっちゃんの雰囲気が残ってましたが、今回は全然違いましたね。

松坂:劇中の設定では3年の月日が経ってるんですが、実際に前回の撮影から3年経っているんです。3年分の溜まっていた思いをぶつけたいなと思いまして。(前作で役所広司演じる大上からもらった)ライターも、本当にもらったんですよ。実際に、前作のときに役所さんからいただいて、それから個人的にお守りのようにずっと持っていたんですね。その温めたものを『LEVEL 2』で全部ぶつけました。ようやく活かせることができました。

ケンドー:そして、日岡の宿敵・上林を演じる鈴木さん。本作を試写会で観させていただいて、上林のあまりの非動さに正直ひいてるんですけど…。すぐマネージャーに電話して、“共演NG”出したぐらいなんですけど(笑)。あいつはヤベエと。役、抜けてますよね?

鈴木:たぶん大丈夫だと思います(笑)。

ケンドー:本性、あんなところあるんじゃないですか?

鈴木:無きにしもあらずです(笑)。

ケンドー:今回の役はいかがでしたか?

鈴木:今回は続編ということで、桃李くん演じる日岡をどうやって追い込んでいくか、ずっと攻めの芝居だったので、悪役としての醍醐味というか、こんなに攻めてばっかりの役は今までなかったなと。

ケンドー:宇梶さん(広島仁正会の理事長・溝口明役の宇梶剛士)ってすごかった人なので、あんなことしたらダメですよ!?知りませんよ、後で…!?

鈴木:監督に言ってください(笑)! 監督の指示です(笑)。

ケンドー:本当に怖かったです。知り合いには「しばらく広島に行くな」って言ったくらいです。

鈴木:広島県呉市で撮影してますけど、劇中では呉原市なので(笑)。呉市は素敵で最高の街でした。

ケンドー:広島出身のアンガールズに聞いたんですよ。そしたら、「何十年か前までは、そういうニュースが載ってました」って言ってましたよ(笑)。バイクに乗るシーンもすごかったですけど。大股開きで(笑)。

鈴木:教習所で乗ったときは、あんな乗り方はしてなかったです(笑)。

ケンドー:村上さん、チンタを演じてましたが、まさに若さゆえの暴走。若さゆえに引かないという役でしたが、演じてみていかがでしたか?

村上:周りの方たちがエネルギー200%くらいだったので、みんなスーパーマンみたいで。僕はかろうじて常人なので、ついていくのが精一杯でした。基本的に巻き込まれ事故というか。どっかしら自分の意志は出しているんですけど、それも上林さんと日岡さんから植え付けられているみたいな。お互いからの洗脳のようなところもありましたので。

ケンドー:そしてチンタのお姉ちゃん役の西野さん、心配でしたよね?

西野:心配しかかけないので(笑)。

ケンドー:驚いたのは、ちょっとやさぐれた髪型とメイクで、役に挑戦するのは初めてなんじゃないですか?

西野:初めてでした。地毛をブリーチして。自分では見たことないなって、新鮮さを感じました。

ケンドー:アイドル時代にこの写真が流失したら大変なことになってましたよ(笑)。

西野:そうですね(笑)。その時代なら、確かに(笑)。

ケンドー:松坂さんと接近するシーンもありましたが、松坂さん、後ろから迫っていくシーンはどうでしたか?

松坂:監督がノリノリでした(笑)。