MC:ありがとうございました。先程、『The Final』の舞台挨拶がありまして、そこでキャストの方から質問を預かってまいりました。まず、武井咲さんから質問は、有村さんに。「撮影中に監督が、縁のフラッシュバックを演出するという意図で、薫の髪型を巴に似せていました。有村さんから観て、巴に似せた薫はいかがでしたか?」と。
有村:あのー…、とても美しかったです。
佐藤:ありがとうございます!
有村:いや、あのう、理由があって。巴と薫さんの性格は違うと思うんですけど、巴から見た薫さんはすごく無邪気だったり、素直だったり、巴にないものをたくさんもっていらっしゃるで。とても眩しい人なのではないかと思いました。
MC:健さん、いかがですか?
佐藤:そんなことより、(有村が)充電が切れかかったマスコットに見えて(笑)。ちょっと横を向いてくれる。これ(帯)を(ゼンマイのように)巻きたくてしょうがないです。巻いたら、もうちょっと元気になるんではないかと(笑)。
有村:すいません(笑)。緊張していて(笑)。
佐藤:始まる前に、キュときつく締めておけば良かったなと(笑)。いやあ、うれしいです。ありがとうございます。ウチの薫がすいませんでした(笑)。変な質問して。
有村:いえいえ(笑)。
MC:青木さんからは、『The Final』『The Beginning』を同時に撮影していたということで、「どれだけ体力あるんですか?」という話がありましたが。
佐藤:気合ですし、違った作品過ぎてできたのもあります。逆に『The Final』だけだったら辛かったかもしれないです。『The Beginning』に入ると、かなり新鮮な気持ちになるので、身にまとっているものもそうだし、現場の空気が全然違うんですよ。そこでエンジンをかけ直してもらったような。逆に『The Beginning』を撮って、得たものを『The Final』の最後の縁戦にぶつけられた気がしたので、相乗効果でどちらの作品も良かったですね。
MC:江口さんは大丈夫でした?
江口:現場に行ってしまえば、セットからなにから状況が違うので、斎藤もロングヘアーにしたりとか、今までとはぜんぜん違うので、意外とすんなり。あとは気力だけっていう(笑)。
MC::監督は?
大友:物理がしんどいんですよね。『The Final』を撮って、『The Beginning』に行く前に準備して、ロケバスとか決まってないんですよ。撮休とか、スタッフでロケ探しにいくんですけど、最初15人だったのだが、途中で8人になり、6人になり、3人になり、最後僕と助監督だけでロケハンしてるみたいな(笑)。2本撮るのは相当大変。でもこれやったらほとんどのことが、できちゃうなと(笑)。これ乗り越えちゃうと、ほとんどできますよ(笑)。
MC:土屋さんからも監督へだったのですが、「役者の呼吸が続いているときはカットをかけない」と。村上さんと北村さん、そうでしたか?
村上:記憶にないな…。
大友:今回はそんなことない。準備しないといけないから、早くカットかけないと(笑)。
村上:すごい今、「太鳳ちゃん、ごめんね」という気分です(笑)。
MC:北村さんもそうでした?
北村:記憶にないですね(笑)。
MC:有村さんはどうでしたか?
有村:カット尻はそんなに長くなかったですが、テイクは重ねましたね。
佐藤:これ、太鳳になんて言えば良いんだろう(笑)。基本的に台本通りにやろうとする現場ではないんですよね。セリフが終わったから終わる、みたいなことではないんですよね。僕たちが芝居を続ける限り、監督はカットをかけないので。
大友:普通は役を捕まえるまでの時間を、少しでも本番の尺を長くしてカットをかける前にさぐりの時間があるんですよ。役として作っていくために、だって本番では必死でその役でいようとしてくれるから。「カットOK」って言っちゃうと北村さんに戻っちゃうから、すぐに(笑)。少しでも役でいる時間を増やすっていうことが必要な場合があるんですよね。そういう時は少しカット尻を長くして。でも今回は意外とスコーンと入っていってくれたんで、そういうことをする必要もなかったのかなと。