MC：ありがとうございまーす。続いては、28番の方。『The Final』の感想も聞いてもいいですか？

質問者（女性）：キャストの全員のみなさんに質問なんですけど、私は東京都に住んでいて、東京都はまだ映画館が再開できない状況にあります。友達にもまだ観られていない子がたくさんいて、私はその子たちにもぜひ観てほしくて、誘いたいんですね。『The Final』と、『The Beginning』に。その時の誘い文句を最も効果的だと思うの皆さんにも一緒に考えていただきたいなぁと思って、お願いします。

佐藤：そういのはね、有村さんが得意なんだよ。やっぱり女性だから女性の意見を聞きたいですよ（笑）。

有村：観たい映画に誘いたいとき…。「本当に観なきゃ損するよ！」で、どうでしょう？

佐藤：観たくなる（笑）。

MC：佐藤さん、江口さん、ないですか？

江口：それには敵わないんじゃないですか（笑）？ 両方、同時に観られるっていうね。「ギリギリで『The Final』観て、初日に『The Beginning』を観に行かない？」っていう、連続でまだ熱いうちに2本続けて観られるっていう誘い方はどうかなあ？

佐藤：東京に住んでるんだったら、池袋に日本一大きいスクリーンがあるんですよ。それってすごいんですよ。普通の映画館でも十分スクリーン大きいじゃない？ あれよりも全然大きいのが池袋に最近出来たから、「池袋にあるんだよ」って言ったらいいんじゃない？

MC：監督はないですか？

大友：僕は「やっべえよ、やっべえよ」って、「行かなきゃヤバいよ」を100回ぐらい耳元で繰り返す（笑）。

MC：ありがとうございます（笑）。ぜひ友達と行ってください！ありがとうございました。ここでお時間です。最後に代表して、佐藤さん有村さんから映画を楽しみしている皆様にご挨拶をいただきたいと思います。まずは有村さんからお願いします。

有村：この10年間、皆様が本当に命をかけて撮影をされて、皆様の元へ届けて来てくださったと思うんですが、本当に『The Final』、『The Beginning』と熱量のこもった、もう熱量と言っていいのかわからないほどの熱い思いが込められている作品です。私は皆さんとともに、一緒に挑戦させていただきたいというふうに強く思って、覚悟を持って参加させていただきました。皆様に届けるのはとても個人的には緊張するんですけれども、ぜひ見届けて頂けたらうれしいなと思います。どうか、公開した時には宜しくお願いします。

MC：ありがとうございました。では佐藤さん。

佐藤：非常に描きたいエピソードで、このエピソードを描かずに『るろうに剣心』シリーズを描いたとは言えないと思っていました。剣心の十字傷がなぜどのように付いたか、その十字傷に隠された秘密を描く映画なんですけれども、なぜついたかと同時になぜこの傷は剣心にずっとついてるんだろう、なんで消えないんだろうっていうことですよね。やっぱりその傷とともに深い悲しみと言いますか、いろいろな感情が多分剣心自体にに刻み込まれて、その気持ちが消えない限り頬の十字傷が消えない。つまり頬に十字傷がある限り、剣心は悲しいんだと。今までPart1から演じさせてもらった時は、その精神をと言いますか胸に秘めて心に秘めて、そんなところを大事にしながら演じできました。実際『The Beginning』を撮影している時期は、本当に夢のような時間で、今でもどう演じたのか覚えてないようなくらいなんですけど。今までは、「るろうに剣心」っていう漫画とアニメのキャラクターを演じているような感覚だったのですが、『The Beginning』で演じてる最中に、「本当にこの人、幕末に存在していたんじゃないかな。というか、生きてたんじゃないかな？」って思うぐらい、自分の中に剣心という人が降りてきて。今、映画を改めて観ても、もしかしたら役とここまで自分が一体化できたことは、今までなかったかもしれない、初めての経験かもしれないなと思うような、それだけ自分にとって特別な作品になりました。きっと皆様の期待に応えられるような映画になっていると思いますし、僕たちにとっても最後のシリーズです。とても大切な作品なので届いたらいいなと思っております。その時までしばしお待ちください。本日は本当にありがとうございましたありがとうございました。

MC：：ありがとうございました。

『るろうに剣心 最終章 The Final』
4月23日（金）より、全国公開中
監督・脚本：大友啓史
原作：和月伸宏「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」
音楽：佐藤直紀
主題歌：ONE OK ROCK「Renegades」
出演：佐藤健　武井咲　新田真剣佑　青木崇高　蒼井優　伊勢谷友介　土屋太鳳　三浦涼介　音尾琢真　鶴見辰吾　中原丈雄　北村一輝　有村架純　江口洋介　神木隆之介
配給：ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】　かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心（佐藤健）だが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀＝逆刃刀＜さかばとう＞を持ち穏やかな生活を送っていた。最狂の敵・志々雄真実が企てた日本転覆の計画を阻止するため、かつてない死闘を繰り広げた剣心達は、神谷道場で平和に暮らしていた。しかし、突如何者かによって東京中心部へ相次ぎ攻撃が開始され、剣心とその仲間の命に危険が及ぶ。果たして誰の仕業なのか？何のために？それは、今まで明かされたことの無い剣心の過去に大きく関係し、決して消えることのない十字傷の謎へとつながっていく。

『るろうに剣心 最終章 The Beginning』
6月4日（金） 全国公開
監督：大友啓史
原作：和月伸宏「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚-」
音楽：佐藤直紀
主題歌：ONE OK ROCK
出演：佐藤健　有村架純　高橋一生　村上虹郎　安藤政信　武井咲　新田真剣佑　青木崇高　蒼井優　伊勢谷友介　土屋太鳳　三浦涼介　音尾琢真　鶴見辰吾　中原丈雄　北村一輝　江口洋介
配給：ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】　動乱の幕末。緋村剣心（佐藤健）は、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎（高橋一生）のもと暗殺者として暗躍。血も涙もない最強の人斬り・緋村抜刀斎と恐れられていた。ある夜、緋村は助けた若い女・雪代巴（有村架純）に人斬りの現場を見られ、口封じのため側に置くことに。その後、幕府の追手から逃れるため巴とともに農村へと身を隠すが、そこで、人を斬ることの正義に迷い、本当の幸せを見出していく。しかし、ある日突然、巴は姿を消してしまうのだった…。＜十字傷＞に秘められた真実がついに明らかになる。

© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会　© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会