MC:お話ししてても皆さん意気投合している様子だったんですけれども、どうなんですか岡田さんと志尊さんは共演されてみて、お互いどんな印象を持ちになったんですか?
岡田:僕も30代に突入して、20代でたくさんお仕事をさせてもらったんですけど、淳くんはとくに20代の中でも本当にしっかりしていて、熱量が他の俳優よりも超高いなぁというのは、この現場ですごく感じていたので、このバディでこの映画を、二人で盛り上げようっていう意識が割とクランクインの前半からすごくあったので、ほんとに一緒にお仕事ができて良かったなと思っています。
志尊:そうですね、僕も岡田さんの作品はたくさん観させていただいているんですけれども、そのバディの中で岡田さんが年下の役回りをされている印象がものすごくあって。それで今回、年上で共通の知り合いとかもいて。マー君がどういう人かというのは聞いてたんですけれども、本当におおらかで優しくて、なんかすごく天真爛漫でって僕が言うのは失礼かもしれないですけど、って感じの中にすごく奥に熱い芯みたいなのを感じる瞬間があって、けれどもそれを常に出しているってよりも、ここぞという時にすごく垣間見えるところで、あんまり多くを語らない方で、ずっと僕たちが好き勝手やっても何も言わずに、寛大な心で許してくれて。役者としても人としても本当に大好きだなぁと思えるマー君とバディの役ができたのが良かったですね。
MC:ちなみに撮影中、何か皆さんでやってたこととか、休憩時間にどんな事されてたんですか?
岡田:ポーズですよね、写真を撮っていて、現場で僕達専用のSNS用の携帯をもらって、そこから最近インスタグラムで上がっている“さんかくポーズ”をやろうって言ったきっかけも現場で生まれた気がしたんですよね。
志尊:お互いを撮り合って、滝藤さんもいっぱい撮りましたよね。僕たち。
森ガキ:滝藤さん、もう忘れているかもしれない(笑)。もうNHKばっかりやってるから(笑)。
滝籐:やめなさい(笑)。
MC:はい、ありがとうございました。さあ続きましてもう一つの質問です。先ほどお話しした通り、この作品は心霊探偵バディが幽霊を除霊して事件解決に挑むという、ちょっとホラー要素のある作品なんですけれども、一方でこの映画は劇中の幽霊より人間の方が怖いですよと言うセリフが象徴するように、時に心ない言葉が呪いとなって人を苦しめる武器にさえなり得るという社会現象も描かれていると思います。そこでみなさんに聞いてみたいと思います。ズバリ怖いものは一体何でしょうか?志尊淳さんからお願いします。
志尊:そうですね、僕はお化けが見えるとか、そういう体験をしたことはないんですけれども、それこそ今回の作品の中でいうとですね、台本には書いてはなかったんですけれども、僕が池に落ちるシーンがありまして。落ちたら、そこにお化けがいて足を引っ張られるというシーンがありまして。その撮影の時にCGとかではなく実際の水中でやりたいということで、撮影用の巨大で深いプールに入って、撮影もものすごく大変でもうみんなが中に入らなきゃいけないんですよ。ボンベして、「用意、ハイ!」でボンベを外すみたいな。本当に景色も見えないんですよ、上も見えないんですよ。真っ青な水中に沈まなきゃいけなくて。そのシーン1日かけて、みんなで頑張って撮ったんですよ。「水の中ってこんなに怖いんだなー」と思って完成した映画を観たら、ほぼカットされていて、一番怖いのは森ガキさんだなって思いましたね(笑)。
森ガキ:申し訳ないないです(笑)。ちょっとは残ってます。編集しながら、志尊くんに申し訳ないなあと…、でもカット!みたいな。作品が良くなるためにと。やらせておいてごめんね。
志尊:いいえ(笑)。そうですね、はい(笑)。
MC:ありがとうございました。では平手さんどうでしょうか?
平手:怖いものですよね。全然、本作と関係ないんですけど、自分は大きな音が苦手なので…。はい…。以上です。
志尊:大きな音って、どういうときの大きな音が苦手なの?
平手:結構、全ジャンルかな。
岡田:突然、大きいパーンと音がしたら、本当に怖いってこと?
志尊:そんなシチュエーションないもんね。
岡田:まあまあまあまあ。日常生活の中でってこと?
平手:日常生活の中でもそうだし、特効とか…、花火とか。
志尊:車の「プップー!」とかは?
平手:いきなりだと、ビビるかな。
志尊:ビビるよね。なんで笑ってるんですか、監督(笑)。
森ガキ:いやいや(笑)。みんなが、一生懸命そのワードだけを広げようとしてたから(笑)。すごいなぁと思って、優しいなぁと思い。
MC:平手さんがたくさん愛されているのがすごく私にも伝わってまいります。
平手:ありがたい(笑)。