MC：芳根さんも監督の涙を？

芳根：私は違う日に1人でアップしたので（笑）。

蓮佛：私はバッチリ、泣いている姿を見ました（笑）。

平川：記憶にございません（笑）。

山田：DVDとかブルーレイになったときに、入ってるんじゃないですか（笑）？

MC：芳根さんは、今のお手紙はいかがでしたか？

芳根：やっぱり撮影を振り返ると、正直辛かったです。でも、その辛さがあるから今、たぶん、ちょっとの自信を持って立てているんだろうなと思います。監督が「もっと、もっと」と求めてくださることが、やっぱりすごく負けず嫌いな私としては「この監督に、『芳根で良かった』と絶対に思われたい」って思ったし、それが私としては辛かったけど、すごく感謝しております。本当にありがとうございました。

MC：芳根さん、山田さんは今回、座長として隣にいらっしゃいましたけど、山田さんの座長ぶりはいかがでしたか？

芳根：本当に中心に立つべき方なんだなと、何度も思いました。このチームをまとめてくださって。いろいろな記事を読ませてもらったりしていて、すごく見てくださっていたんだなと、撮影が終わってから自分が気がついて。撮影中、こんなに私のことも、ちゃんと中身を見ていてくれていたんだって、すごく嬉しい気持ちになる記事をたくさん読ませていただいて。あんまり、面と向かってお礼を言う機会がなかったので、本当にありがとうございました。ご一緒できて良かったです（笑）。

山田：ありがとうございました（笑）。

MC：佐々木さんも先程のお手紙で、山田さんの先輩方ともまた違うオリジナルティがあるという監督の言葉に、すごくうなずいていらっしゃったように思えたのですが、ご一緒されて山田さんはいかがでしたか？

佐々木：さっき、山田ワールド、平川ワールドという話をしていたんですけど、作品に対してのリスペクトというか、作品を良くするために心血を注いでいたという気がしますね。そこが一番だと思いますね。

MC：佐々木さんはライブも観に行かれたんですよね（笑）？ 違う一面もご覧になったという？

佐々木：はい（笑）。撮っているときと、ドームにいる山田は違ったからね。全然違ったからね（笑）。キラッキラでしたからね（笑）。関係者席に一人でぽつんと座ってたからね（笑）。

山田：めちゃくちゃ目立ちましたね（笑）。出てきて、「あ、蔵之介さん！」みたいな（笑）。

佐々木：メンバーの人がなんとなく（ペコリと頭を下げる）って（笑）。

MC：蓮佛さんは、監督のお手紙を聞いていかがでしたか？

蓮佛：やっぱりフラッシュバックしましたね。平川ワールド、山田ワールドは本当に両方、そうだよねって思いますし、本当により良いものをと、妥協を一切されない監督だったので、そういう情熱というかとにかくこの作品を良いものにしたい、それはもちろん山田くんも、みなさんもそうでしたけど、すごく情熱を感じる現場だったなと思いますね。お手紙を聞いていて、思い出していましたね。

MC：平川監督、素敵なお手紙をありがとうございます。といったところで、お時間です。最後に、山田さんから一言、ご挨拶をいただきたいと思います。

山田：この作品は本当に温かい作品になってまして、人と人との繋がりの大切さというものを再確認させてもらえる映画かなと思っております。もちろん、若い人だったら遼一にフォーカスを合わせながら観るのかなと思いますし、それよりも年上の方、親御さん世代の方なら蔵之介さんの芝居にフォーカスを合わせるのかなと思ってます。どの世代の方にも本当に楽しんでいただける作品ができあがったなと思っておりますので、これからもっともっとたくさんの方に観ていただきたいと思っておりますので、ぜひこの作品を皆さんの手で育てていただければなと思っております。よろしくお願いいたします！

MC：ありがとうございました。

山田：ありがとうございました。

『記憶屋 あなたを忘れない』
2020年1月17日（金） 全国ロードショー
監督：平川雄一朗
原作：織守きょうや「記憶屋」
脚本：鹿目けい子　平川雄一朗
主題歌：中島みゆき「時代」
出演：山田涼介　芳根京子　泉里香　櫻井淳子　戸田菜穂　ブラザートム　濱田龍臣　佐生雪　須藤理彩　杉本哲太　佐々木すみ江　田中泯　蓮佛美沙子　佐々木蔵之介
配給：松竹

【ストーリー】　大学生の遼一（山田涼介）は年上の恋人・杏子（蓮佛美沙子）にプロポーズするが、その翌日から彼女と連絡が取れなくなってしまう。数日後に再会した彼女は、遼一の記憶だけを失っていた。信じられない遼一は、人の記憶を消せるという都市伝説的な存在「記憶屋」のことを知り、大学の先輩で弁護士の高原（佐々木蔵之介）に相談して杏子の記憶喪失の原因を探り始める。幼なじみの真希（芳根京子）や高原の助手・七海（泉里香）らと調査を進めるうちに、遼一は人々の中にある忘れたい記憶やその奥にある思い、愛に触れていくことに…。

©2020「記憶屋」製作委員会