【全文掲載】岩田剛典「七三分けの髪型とメガネとスリーピーススーツに助けられた」、賀来賢人「心に引っかかるものが残った」

『キングダム』の大沢たかお主演、『22年目の告白-私が殺人犯です-』の入江悠が監督・脚本を務めた完全オリジナル映画『AI崩壊』が、2020年1月31日より公開される。それに先立ち、1月14日に豊洲PITにてジャパンプレミアが開催され、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、芦名星、玉城ティナ、松嶋菜々子、三浦友和、入江悠監督、主題歌を担当したAIが登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:改めて登場していただきましょう。監督、キャストの皆さんです!まずは、大沢さん。ついにジャパンプレミアの日を迎えました。今のお気持ちからお伝え下さい。

大沢:本日はご来場、ありがとうございます。僕も初めての経験で、出てきていきなり取材が始まってしまって、ちょっと待ちくたびれた方もいらっしゃると思うんですけど、本当に今日いらっしゃっていただき、感謝しております。一昨年の12月に撮影が始まって、去年の2月末ぐらいに撮影が終わり、本当に今日この日が来るのをドキドキ、ワクワクしながら待っていました。実際に、僕たちができるのはここまでで、皆さんにこの作品をお渡しするので、どんなふうに観ていただいても、どんなふうに感じていただいてもいいと思っています。僕らが心を込めて臨んだ作品なので、今日は楽しく観ていただければなと思います。本日はご来場いただきありがとうございます。

MC:大沢さん自体は、この作品をご覧になって、どのように感じましたか?

大沢:10年後の未来というのは、きっと僕たちが生きている間に起こるかもしれない出来事のような気がして、エンターテイメント映画なんですけど、自分はどうなのかとか。こういうことがあったら、自分に何ができるんだろうとか。考えさせられるような、エンターテイメントの近未来なんだけど、すごく近くに感じられるような映画になっていると思います。

MC:撮影では全国を飛び回りましたよね?

大沢:東京だけじゃなくて、関西も中国地方も東北も、一個一個、細かいシーンも全員で丁寧に撮って、撮るためならどこへでも行くし。そうやってみんなで心を込めて作った作品です。

MC:そして共演の賀来賢人さん。この作品をご覧になってどんなことを感じましたか?

賀来:そうですね、ものすごくエンターテイメントとしても楽しめますし、感動したし、楽しかったという感想とともに僕は観たんですけど、本当に10年後の未来は、遠くない未来というか。こんなことが起きたときに自分はどうなるんだろうという危機感があったりとか、心に引っかかるものが残ったんですね。それを早くお客さんに感じていただいて、皆さんで話すきっかけになっていただけたら嬉しいなと思います。

MC:確かに映画を観た人とすぐに話したくなりますよね。

賀来:僕たちも試写会で大沢さんや監督と、ちょっと話し込んだというか。そのぐらいインパクトがありましたね。

MC:そして、俳優として大沢さんとの共演はどうだったですか?

賀来:そうですね、本当に共演させていただくことが、嬉しかったですし、今回は義理の弟という設定で、良い関係でいたいなというのはありつつ、声をかけづらいのかなと思っていたら、大沢さんの方からすごくコミュニケーションをとってきていただいて。すごく現場に居やすい環境を作っていただいたので、現場では芝居で大沢さんが引っ張っていただいて、すごく感謝しています。

MC:そして岩田剛典さん。本作をご覧になっていかがだったでしょうか?

岩田:普段、自分が出演している映画って自分の芝居ばかりが気になって初号試写会とかでは、なかなか頭に物語が入ってこなくて、純粋に楽しめなかったりするんですけど、今回は演出も音楽も、入り方とかが素晴らしくて。観終わった後の満足感が高い映画になったと感じています。これだけ初号試写で手応えを感じる映画もなかなかないと思いますので、この後の上映を楽しみにしていただきたいと心から思っております。

MC:そして今回の役柄が、かなりキレ者で、岩田さんにぴったりだと思ったのですが。

岩田:本当ですか(笑)? いや、結構自分の普段のイメージとは間逆なキャラクターだって言われたりするんですが、七三分けの髪型と眼鏡とスリーピースのスーツに助けられたのがありましたけど、すごく新鮮でした。天才捜査官と自分で言うのもおこがましいですが(笑)。なかなか天才役を演じることはないので(笑)。監督と現場でお話させていただいて、ちょっとずつ役作りを進めていった感じです。

MC:そして広瀬アリスさん。完成した作品をご覧になっていかがでしたか?

広瀬:自分が出ていないシーンもたくさんありましたので、とにかくスケールの大きさにビックリしました。私もこの現場にいたかったなというシーンがたくさんありました。

MC::お隣の三浦友和さんとはバディということですが、いかがですか?

広瀬:大先輩の三浦さんとバディを組ませていただくということで、すごく緊張したんですけど、すごく気さくにお話をしてくださって。リラックスまではいかなかったんですけど、良い緊張感の中で撮影できました。

MC:三浦さん、広瀬さんの演技はいかがでしたか?

三浦:素晴らしい女優さんだと思いました。楽しかったですね。ずっと二人のシーンでしたもんね? (大沢らを見て)この方たちとあんまり絡まらなかったですもんね?

MC:ドラマでも共演されていますし、すごく時間が長かったということで、仲も親密になったのではないですか?

広瀬:毎日、一緒です(笑)。