【全文掲載】三浦春馬、上司役の原田泰造と相思相愛!? 「こんなに柔らかな雰囲気を持った上司にいてほしい」

MC:ありがとうございます。矢本さんはいかがですか?

矢本:森さんが演じた奥さんですよね。一真と付き合っている描写とか、なんでこの人と結婚したのかが描かれてないし、映画の中でも失礼しかしてないのに、とても優しく見守ってくれていて(笑)。聖母マリアみたいな嫁さんだなと思って、すごい好きですね(笑)。

MC:本当にそうですよね。森さんは演じてみてどうでしたか?

森:すごい奥さんだなとは思いました。矢本さん演じる一真は、本当にハチャメチャな人で、お腹が痛いだけで帰ってきちゃうんですよ、家に。社会人としてはちょっとありえないような方なんですよ。だけどきっと、どんなところに惹かれたのかを考えて今回、役を演じていて、男らしい決断をできる人なんじゃないかなって思いました。すごい魅力的だなと思いましたけど、叱りたいところはいっぱいあります。

MC:じゃあ森さん的には、気になるのは一真ですか?

森:違う意味では気になりますけど、ここにはいないんですけど、(成田瑛基演じる)ウィンストン小野さん。少し天然な部分があって、可愛らしいんですよ。一真とか佐藤とのやり取りをもっと見たかったなって思いました。

MC:ありがとうございます。貫地谷さんはいかがでしたか?

貫地谷:私も森さんが演じた由美さんが、なんて良い奥さんなんだろうと。目の前でバタバタ起こっていることを、そのまま受け入れて、これが自分のいい形だと受け入れている感じがすごく理想だなと思いました。

MC:多部さんはどうでしょうか?

多部:皆さん、本当にいいキャラクターだなと思っているんですけど、私はどうしても矢本くんのキャラクターが好きになれなくて(笑)。

矢本:え、いや(笑)。

多部:いや(笑)、矢本くんじゃなくて役がね(笑)。森さんが演じた本当に天使のような奥さんが…、本当にどうしてなんだろうと、良いこと言ってるのかもしれないけど、そのセリフも入ってこないような(笑)。

矢本:それまずくないすっか(笑)? 嘘だろ!?

多部:家にいたらどうしようと思う(笑)。

矢本:まあ清潔とはかけ離れた感じの。

多部:本当に、嫌だなっていう(笑)。

矢本:女性には嫌われるキャラクターだから…。

原田:僕も嫌(笑)。

矢本:え!?

原田:今日、矢本くん見たときに、嫌だなって思ったよ(笑)。

矢本:みんな嫌なんだ!? ってことは良かったということですよね?

三浦:良かったと思うよ。佐藤との対比としては成立してるし(笑)。

矢本:結構、この作品で俺、大事な役なんですけど(笑)。すごい大事ですよ!? 大丈夫か?

MC:じゃあ聞いてみましょうよ、(恒松演じた)娘さんに。

矢本:俺、娘に嫌われている役ですから(笑)。

恒松:矢本さんは好きですよ(笑)。でも、パパも好きです、私は(笑)。

矢本:結構、自分で気に入っている役だったんですよ。愛情込めて演じたので、ちょっと悲しいですね(笑)。

恒松:たぶん、私の役もパパみたいな人といつか付き合うんじゃないかなと思いなが演じてました。

MC:そんな恒松さん演じる女の子を気になってしょうがない萩原さんはどうでしょうか。

萩原:僕はちょっと矢本さんの役みたいになってみたいなと、映画を観て思いました。なりたい…う〜ん(笑)。

矢本:頑張ってくれてるやん(笑)。

萩原:近すぎず、遠すぎずなところに居て欲しい。友達のお父さんぐらいが一番いい。夏休みのキャンプだけ会えるみたいな(笑)。あの距離感ならちょっと楽しいなって。遊んでもらえそうですよね(笑)。子供には優しそうなので。そんな距離感が。すいません(笑)。

矢本:ダメな男を演じましたからね(笑)。なんとも言えないっすわ(笑)。

MC:もしかしたら逆に好きな人がいっぱい現れるかもしれませんよ(笑)。はい、ということで、ありがとうございました。それでは最後に、映画をご覧になる方に三浦さんから一言お願いします。

三浦:はい、本日はお集まりいただいまして、本当にありがとうございます。奇跡とか運命って、誰かが誰かを思いやることから始まって、その思いやりが人を動かし、その人の行動が奇跡を生んだりとか。運命につながっていくんじゃないかなと思っているんですが、この映画は日常生活における思いやりの連鎖から奇跡につながっていく、そういうエッセンスがたくさん詰まった映画になっていると思います。なので、観ていただいた後にご自身の日常生活の中に、実はこんなにも思いやりがあふれていたんだ、今思い返せば隣りにいる奥さんや友人との絆というのは、あの時の思いやりから成り立っていたんだということに気がついていただけるような、そんなきっかけをくれるような映画になっています。なのでこの映画を観ていただいて、今の日常生活を今以上に誇ってもらえるような、そんな映画になっていると思うので、ぜひいろんな方におすすめしていただければと思います。本日は本当にありがとうございます。

『アイネクライネナハトムジーク』
9月20日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:今泉力哉
原作:伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」(幻冬舎文庫)
音楽:斉藤和義
主題歌:斉藤和義「小さな夜」(スピードスターレコーズ)
出演:三浦春馬 多部未華子 矢本悠馬 森絵梨佳 恒松祐里 萩原利久 成田瑛基 八木優希 こだまたいち MEGUMI 柳憂怜 濱田マリ 藤原季節 中川翼 祷キララ 伊達みきお 富澤たけし 貫地谷しほり 原田泰造
配給:ギャガ

【ストーリー】 仙台駅前。大型ビジョンには、日本人のボクシング世界王座をかけたタイトルマッチに沸く人々。そんな中、この時代に街頭アンケートに立つ会社員・佐藤(三浦春馬)の耳に、ふとギターの弾き語りが響く。歌に聴き入る紗季(多部未華子)と目が合い思わず声をかけると、快くアンケートに応えてくれた。二人の小さな出会いは、妻と娘に出て行かれ途方にくれる佐藤の上司や、分不相応な美人妻と可愛い娘を持つ佐藤の親友、その娘の同級生家族、美人妻の友人で声しか知らない男に恋する美容師らを巻き込み、10年の時をかけて奇跡のような瞬間を呼び起こす。

(C)2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会