【全起こし】小栗旬、沢尻エリカ&二階堂ふみとの不倫劇に「楽しい半分、しんどい半分」『人間失格 太宰治と3人の女たち』ジャパンプレミアレポート 全文掲載

MC:二階堂さんはいかがですか?

二階堂:私は静子さんが(笑)。

沢尻:ええ〜(笑)。

二階堂:なんか創作意欲を湧きたてられるというのは、魅力的なんじゃないかなと思うので。

沢尻:いつでもどうぞ(笑)。

二階堂:ありがとうございます(笑)。

MC:監督はいかがですか?

蜷川:私はダメな男の子が好きなので、キング・オブ・ダメな太宰さんですかね。これ以上、ダメで色っぽい男は作れないというところまで頑張ったので、説得力のある男になっていると思います。

小栗:実花さんは太宰好きですよね。

沢尻:分かる(笑)。

MC:成田さんは美知子で?

成田:みんなの話を聞いていると、なんか…。まあ美知子さんですかねえ…。はい。

MC:ありがとうございます(笑)。ここで、嬉しいお知らせがございます。本作がなんと、世界三大映画祭のひとつであるヴェネチア国際映画祭に参加することになりました、おめでとうございます!蜷川監督、いかがですか?

蜷川:たくさんの方に観ていただけるのは本当に嬉しいです。シンプルで申し訳ないですけど、すごい嬉しいです(笑)。楽しみです。

MC:太宰治といいますと、世界中にファンのいる作家ですけど、こういった一面を蜷川監督らしく切り取っていらっしゃるので反応が気になりますよね。

蜷川:そうですね。国を越えて観ていただける作品になっていると思いますので、太宰のことを知っている方も、知らない方も楽しめるようになっていると思っているので、たくさんの人に観てもらいたいです。

MC:ありがとうございます。小栗さんはいかがですか?

小栗:嬉しいですね。すごく日本を感じられる作品になっていますし、日本の良いところもいっぱい出てきますし、それこそ昔の三鷹の街並みを、京都で僕たちは撮影しているんですけど、改めて観るとすごいいい画だなと思いますね。結局、日本の文化じゃないと生まれなかった作家だと思うし、作家と編集の関係性も日本独特のものだと思うんですよね。そこを海外の人たちがどう楽しんでくれるのか非常に興味があります。

MC:ありがとうございます。名残惜しいですがお時間です。最後にこれから映画をご覧になる皆さんに、監督と小栗さんからメッセージを頂きたいと思います。

蜷川:はい。みんなのエネルギーがギュッと詰まった映画になっているので、おもしろいものになったんじゃないかと思います。ぜひ楽しんでいってください。どうもありがとうございました。

小栗:僕にとってはとても自信を持って皆さんにおもしろいと言って観てもらえる映画になっていると思ってますので、楽しんでいただけたらなと思っております。えー、嫌いにならないでください(笑)。よろしくお願いいたします(笑)。今日はありがとうございました。

『人間失格 太宰治と3人の女たち』
9月13日(金) 全国ロードショー
監督:蜷川実花
脚本:早船歌江子
音楽:三宅純
主題歌:東京スカパラダイスオーケストラ「カナリア鳴く空 feat.チバユウスケ」(cutting edge/JUSTA RECORD)
出演:小栗旬 宮沢りえ 沢尻エリカ 二階堂ふみ 成田凌 千葉雄大 瀬戸康史 高良健吾 藤原竜也
配給:松竹 アスミック・エース

【ストーリー】 天才作家、太宰治(小栗旬)。身重の妻・美知子(宮沢りえ)と二人の子どもがいながら恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返す。その破天荒な生き方で文壇から疎まれているが、ベストセラーを連発して時のスターとなっていた。太宰は、作家志望の静子(沢尻エリカ)の文才に惚れこんで激しく愛し合い、同時に未亡人の富栄(二階堂ふみ)にも救いを求めていく。二人の愛人に子どもがほしいと言われるイカれた日々の中で、それでも夫の才能を信じる美知子に叱咤され、遂に自分にしか書けない「人間に失格した男」の物語に取りかかるのだが…。

© 2019 『人間失格』製作委員会