MC:ちなみに脚本を読んだ時の感想はいかがでしたか?
柄本:すごいなと思いましたね。ものを作っていくクルーの話なんですけど、スーッと…なんていうんですかね…。ものを作るのって意外とスーッといかないんだっていう…。なんていうんですかね、紆余曲折しないのかというか……。とにかく面白かったです(笑)!すごく良いなと思いました。通訳できる?
加瀬:ぜんぜん分かんない(笑)。
柄本:俺も分かんなくなってきちゃって(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。さきほど、前田さんから『愛の讃歌』を歌うという話があって、今回ものすごいところで歌ってるんですよね? 標高2443メートルの山頂でアカペラを歌っているんですけど、実際に歌っていかがでしたでしょうか?
前田:そうですね…空気って大事なんだと思いました。空気があるとないでは全然違うなというのはあったんですけど、私的に「うわ!」と思ったのが、加瀬さんが撮影を観に来てくれたんですけど、それがプレッシャーでしかなくて(笑)、「なんでこの人来るんだよ!」って言えないじゃないですか(笑)? もう無視してたんですけど、なんで見てるんだろうと思って(笑)。
MC:その日は特に参加しなくて良い日だった?
加瀬:単純に、歌を聞いてみたいなと思って(笑)。本当すいません(笑)。
前田:嫌なお客さんがいました(笑)。
MC:その頃、柄本さんはどこにいらしたんですか?
柄本:僕は都市部で一人のんびり滞在させていただきました(笑)。スパゲッティとか食べてました。
MC:監督、山頂でのアカペラはいかがでしたか?
黒沢:僕は加瀬さんと楽しく、いち観客として過ごさせていただきました(笑)。「今のとこ良かったねえ」とか、「もうちょっといけるかね?」とか雑談しながら(笑)。
MC:ものすごく撮影を粘ったとお聞きしましたが?
黒沢:粘ったというか、大変なのは最初から分かっていましたので、僕がどうこうというよりも前田さんがいけるとこまでいっていただこうと思いまして。何度もやっていただきました。でもその成果はあったと思いますね。これは本当に楽しみにしていただきたいと思います。
MC:皆さん、ぜひクライマックスを楽しみにしてください。前田さんは現地で求婚されたと伺ったんですが?
前田:みんなで「明日からよろしくお願いします」というご飯会をさせてもらって、トイレに行こうと思って一人で外に出たら、おじさまに、何かを言われてるけど、私はなんにも分からないから「助けてくださいー!」って言って(スタッフに)来てもらって、そしたら「結婚して欲しいって言ってるよ」って。