玉森:元気そうって(笑)。うん。
MC:「うん」って(笑)。
玉森:ああいう仕事もやらなきゃいけないんです。すいません、めっちゃ楽しんでやってましたけど(笑)。
MC:染谷さんはどうですか?
染谷:現場では粛々と、頑張ってましたけど…。この3人でどっきりにかかったことがあって。
吉岡:ありましたね。めっちゃびっくりしました(笑)。
染谷:3人とも取材で部屋に通されたら、暗くなって眼の前からアパ社長が出てくるっていう、なんとも言えない構成だったんですけど(笑)。それが楽しかったなと。
玉森:3人でかかりましたね。
MC:誰が一番どっきりしてましたか?
玉森:誰だろう? そんな余裕なかったですよね? 誰が一番驚いたかなんて。
染谷:みんな驚いてましたよ。
MC:監督はやっぱり滑り台ですか?
森:ずっと楽しかったですよ(笑)。準備から現場から仕上げから、みんな「厳しかった」って、誹謗中傷するんですけど(笑)。ずっとものを作っているのは楽しいので、最初から最後まで楽しかったです。今日も楽しいですね。できあがってお届けするのは。
MC:2回目観るとしたら、ここを観たらいいかもというところはどこですか?
森:もう一回観たいですか? 皆さん。(会場拍手に笑顔で)たぶん、玉森くんの崇史の混乱に浸った1回目だったと思うんですけど、この結末が分かった上で観るとしたら、たぶん麻由子ですかね。吉岡さん演じた麻由子が最初から辛いものを背負っていて、そうやって観るとより深いラブストーリーに観えてくるんじゃないかと思いますね。あと、記憶という言葉を宣伝上使えなくて、「脳」と「記憶」はNGワードとして言えずに宣伝してきたんですけど、じつは最初から伏線が、冒頭30秒からいっぱい張られているんですね。たとえば、玉森くんの最初のナレーションに記憶という言葉が出てくるんですね。車窓が記憶に残らないとか、そういうふうに観ると、何度でも観て楽しめる映画になっているのではないかと思っています。
MC:この映画パラレルワールドというキーワードがあるんですけど、もしも本当にパラレルワールドがあったとして、この3人で『パラレルワールド・ラブストーリー』じゃない作品を撮るとしたら、どんな映画を撮りますか?
森:この映画の中で、この3人が大好きですね。
MC:はい…(笑)。そうですか(笑)。
森:はい。えーっと、『パラレルワールド・ラブストーリー2』! 渋谷の交差点から始まりまして、目が覚めるとまた…(笑)。その時は玉森くんにあと15kgぐらい減量していただいて(笑)。
玉森:カリっカリになっちゃいますよ(笑)。
MC:ますます辛い撮影になりそうですが(笑)。キャストの皆さんなら、どんな役柄でどんな話をやりたいですか?
玉森:監督の『2』が強すぎて、もう『2』やってみたいなというのが強すぎるんですよね(笑)。
吉岡:私は時代劇ですね。染谷さんが時代物に出られているのを観たことがあって、本当に和装もマゲも似合う方だなと思っていたので、絶対ハマるじゃないですか。確信しているんです。玉森さんは、色白で上品な風貌を生かして殿の役とかやって欲しいです(笑)。絶対似合うと思います(笑)。
玉森:じゃあ、みんなが殿を守ってくれるんですよね?
吉岡:その形でも良いですし、守らないタイプでも(笑)。
MC:吉岡さんは、ちなにみ何を?
吉岡:私はくノ一を(笑)。
MC:染谷さんもそれでよろしいですか?
染谷:それでお願いします(笑)。