MC:岡田さん、このお言葉を聞いていかがでしょうか?
岡田:そうですね。浩市さんによく准一って呼んでいただくんですけど、シーンを撮り終わった後に、「准一、この現場は大変だな。じゃあな」って言って帰っていった(笑)。「頑張れよ」って言って帰っていかれたんですけど、ボスが佐藤浩市さんで、父親役とかもやっていただいたことがあって。すごくなんか、疑似父親っていうか、原作よりもちょっと子どものときのシーンとかも、映画ならではで足されてたりするので、そういうシーンも素敵に仕上がっているなと。浩市さんにやっていただいて嬉しかったですね。
MC:木村文乃さんにとって、佐藤浩市さんはどのような存在でしたか?
木村(文):岡田さん?
MC:佐藤浩市さんです。
木村(文):あ、ごめんなさい(笑)。お父さーん!って感じでしたね。あの(笑)。
佐藤:答え用意してなかったから大変だよな!
木村(文):(笑)。あの、撮影に参加された初日に、すごくボスが喋るシーンがあって、その喋るだけ喋ってサッと帰っていく姿がかっこよかったのが印象的ですね。「なるほど。役者ってこういうことなんだな」って思いました。
MC:逆に、佐藤さんは若い役者さんから刺激を受ける部分などはありますか?
佐藤:いや、ありますよ。それはもう本当に。アクションが様変わりするように、芝居の形、流行り、廃りもあるので、そういったものをこう見せていただけるというのは僕は嬉しいですし、楽しみでもありますね。
MC:そして監督。横に並んだこの豪華な皆さんとともに仕事をしていかがでしたか?
江口:いやもうあの、皆さんに助けていただきながら作ったという作品だと思います。で、現場のときは一生懸命、忙しすぎて感じてなかったんですけど、本当に今日よく見たらそうそうたる顔ぶれで、そんな中でも撮らせていただいてですね。逆に今、緊張感が出てきました。さっき控え室で、あまりに緊張しすぎてコーヒーこぼしちゃって、で、柳楽さんのズボンにかかって、小島並みに睨まれて、どきどきしました。はい。
MC:でも現場では緊張を忘れるくらいの雰囲気だったんですね?
江口:はい!そうですね。皆さん良い作品を作るために、ものすごくそういう意識で挑んでいただいたのでね、それに乗っからしていただいたという感じです。はい。
MC:山本さん、監督の作品はお洒落で、女性から観ても楽しめますよね?
山本:はい。そう私は感じました。撮影期間は夏で、とっても暑くて皆汗だくで、暑苦しい感じになるのかなと思ってたんですけど、実際に映画を観ると、青みがかっているというか、ちょっとクールな印象を受けて、とてもお洒落だなと思いました。
MC:非常に疾走感のある素晴らしい作品でございます。それでは、お時間がやって参りましたので、最後に、これからご覧になる皆様に岡田さんからメッセージをお願いいたします。
岡田:はい。今日は本当にありがとうございます。これから観ていただけるということで、どんな感じになってるのかなと思っていらっしゃると思いますが、是非、僕たちが頑張って作りました劇場版、映画版『ファブル』を楽しんでいってください。よろしくお願いします!
『ザ・ファブル』
6月21日(金) 全国公開
監督:江口カン
原作:南勝久「ザ・ファブル」(講談社「ヤングマガジン」連載)
脚本:渡辺雄介
主題歌:レディー・ガガ「ボーン・ディス・ウェイ」(ユニバーサル ミュージック)
出演:岡田准一 木村文乃 山本美月 福士蒼汰 柳楽優弥 向井理 木村了 井之脇海 藤森慎吾(オリエンタルラジオ) 宮川大輔 南出凌嘉 好井まさお 加藤虎ノ介 粟島瑞丸 六角精児 モロ師岡 佐藤二朗 光石研 安田顕 佐藤浩市
配給:松竹
【ストーリー】 どんな相手も6秒以内に殺す―。“ファブル(寓話)”と呼ばれる謎の殺し屋(岡田准一)は、裏社会で誰もが「伝説」と恐れる存在だった。しかし、ちょっと仕事をし過ぎた彼に、ボス(佐藤浩市)はある指令を与える。「1年間、一般人として普通に暮らせ。休業中に誰かを殺したら、俺がお前を殺す」。ファブルは、佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコ(木村文乃)と共に生まれて初めて一般人として街に溶け込む生活を始める。インコを飼ったり、バイトしたり…。殺しを封じ、《普通》を満喫し始めた矢先、ファブルの命を狙う裏社会の組織や、ファブルに助けを求める者たちが次々に現れ、事態は思わぬ方向へ急発進する!【絶対に殺してはいけない】指令のもと、ファブルは絶体絶命のピンチを切り抜け平和に暮らせるのか―!?
©2019「ザ・ファブル」製作委員会