MC：はい、ありがとうございます（笑）。そして柄本明さん。悪役ということで、その迫力がものすごかったんですけど、顔は特殊メイクもされていたんですけども。

柄本（明）：基本的にそんなに覚えてないんですよね（笑）。だから有楽斎という名前もそうだったなと思って。特殊メイクなんですけど、なんでしたっけ？

中村：企業秘密かもしれないんですけど、言っちゃうとジャガイモの皮を乾燥させてちぎったものです。

柄本（明）：らしいです。そんなものをくっつけられて、やってました（笑）。

MC：お肌には良さそうですね（笑）。

柄本（明）：芋パックね（笑）。どうですかね？

MC：特殊メイクもそうですが、表情ひとつひとつが恐ろしいと思ったんですが。

柄本（明）：時代劇は好きなんですけど、悪役は面白いですよね。

中村：面白いですよ。自分の欲望をある意味素直に出せますから。こんな面白いことはない。

柄本（明）：だから、楽しくやらせていただいた記憶が…うっすらとあります（笑）。

MC：ありがとうございます（笑）。そして本木監督、今回改めて正統派本格時代劇に挑まれましたが、絶大な人気を誇る小説が原作となっていますけど、改めてこの作品にかける思いをお聞かせいただきますか？

本木：時代劇の楽しさが詰まった作品だと思います。佐伯先生の原作もそうですけど、剣豪者の要素であったり、悲恋の話だったり、徹底した空きのない悪役が出てきたり、僕自身充実した撮影の日々が送れたと思っております。

MC：ありがとうございます。さらに本日は特別なご登壇者の方に起こしいただきました。原作の佐伯泰英先生です。どうぞ、大きな拍手でお迎えください！ 佐伯先生、今日はご多忙のところお越しいただきましてありがとうございます。

佐伯：とんでもございません。ただいま、ご紹介に預かりました、原作者の佐伯でございます。