MC:そして芳根さん。切ない運命に翻弄されながらも磐音だけを強く思って生きている奈緒を演じられましたけど、どのような思いで演じられていましたか?
芳根:結婚を誓った方と、永遠に会えなくなるという悲しい運命を生きる女性なので、やっぱり撮影期間は苦しかったな…という思い出があるんですけど、でもいま振り返ると、一途な愛って素敵だなと思いますね。クライマックスは武家の娘としての清楚な姿ではなく、艶やかな姿をお見せできるかなと思うので、ぜひ劇場で見ていただきたいなと思います。
MC:松坂さんとの共演はいかがでしたか?
芳根:二日間ぐらいしかご一緒じゃなく、基本的に一人だったんですけど、「爪が大きいですね」というお話をした記憶があります(笑)。それが一番、思い出です。
松坂:はいはい(笑)。話しましたね(笑)。もっと思い出つくりたかったですね(笑)。
MC:爪が大きいという(笑)。掘り下げるところではないかもしれませんが(笑)。
松坂:たまに言われるんです。これは曾祖母ちゃんの遺伝だと思いますけど。ちょっと大きいです(笑)。
MC:ありがとうございます。そして柄本佑さん。小林琴平役で見事な殺陣を披露されていますが、松坂さんとの殺陣のシーンの撮影はいかがだったでしょうか?
柄本(佑):映画のあるところで、松坂さんと一緒に殺陣をするシーンがあるんですけど、3、4回ぐらい殺陣の練習をさせてもらって、いざ本番となってやったんですけど、すごい緊張感があって、個人的に時代劇を見たりするのが好きだったので、時代劇の殺陣は非常に緊張していました。
MC:何かお二人で話されて、印象に残っていることはありますか?
柄本(佑):殺陣の最後のシーンが何パターンかあって、それをどのパターンにしようかっていうところで、松坂さんと話した記憶はあります。結局、一番シンプルな形になったのかな。
松坂:そうですね。
MC:ありがとうございます。続いて杉野さん。今回、時代劇の出演が初めてだということですが、撮影で苦労された点はありますか?
杉野:初めてということもあったんですけど、松坂さんと柄本さんと幼なじみという関係性を、僕はどうすればいいのかなと思いまして。初めて柄本さんと殺陣の稽古をさせてもらった時に、すごく包み込んでくれる方だなと思って。松坂さんは先輩で、優しさはすごい知っているので…(笑)。
松坂:割愛します、みたいな(笑)。
杉野:いやいやいや(笑)。お二人のおかげですごく安心してできました(笑)。