MC:今のお話を受けて、登坂さんいかがですか?
登坂:嬉しいです。フィンランドにも一ヶ月ぐらい滞在して、撮影していたんですけど、今行っても懐かしく思えるぐらい思い入れのある場所になりましたし、国交のこともありますし、この映画を実際に現地の方が観てくださって、言葉にしてくれたというのは大変うれしく思いますね。共演者の皆さんと、スタッフの皆さんと、本当にチーム一同頑張って、撮影した作品なので、その作品を国を越えて観ていただけるというのは嬉しいですね。
MC:そしてフィンランドという地は、登坂さんにとってどんな場所になりました。
登坂:寒いところでした(笑)。監督にひたすら、むちゃぶりをされて。身体にムチを打ってがんばりました。そういう思い出もありつつ、街の綺麗さだったりとか。僕とあやみちゃんは夏のフィンランドにも行かせていただいたので、冬だけじゃなくて、国の二面性も感じることができたので。すごく綺麗な街だという印象が残っています。
MC:ありがとうございます。そして中条さん。演じる美雪は余命宣告をされて、どうしても最後にオーロラが見たくてフィンランドに向かうんですよね。そんなフィンランドはどんな場所になりました?
中条:私にとって、フィンランドは初めての場所だったんですけど、スタッフの方にもフィンランド人の方がいて、朝現場に入ると「おはよう」の代わりに「モイモイ」って言ったりとか。
MC:モイモイ?
中条:「モイモイ」って言うんですよ、フィンランドでは。ありがとうは「キートス!」とか。そういう言葉を覚えて、挨拶を交わしたりするのがすごく楽しかったです。
MC:登坂さんも「モイモイ」って言われたら?
登坂:「モイモイ」って言ってましたよ(笑)。そうですよね? でも「モイモイ」は超言ってたよね。何にでも使えるみたいなんですよ。「おはよう」だけじゃなくて、会った時の挨拶で「モイ」と言うらしいです。「モイ」だよね? え、本当だよ!? 嘘言ってないっす。なので人に会えば皆んな「モイモーイ」と言ってくれて。
MC:現場では皆んなで「モイモイ」言ってたんですね。
登坂:皆んなで(笑)。車に乗れば「モイ」だし。車を降りれば「モイ」だし。本当ですよ? 「ありがとう」も「モイモーイ」でね(笑)。でもそれぐらい、向こうのスタッフも一緒に撮影していただいたんですけど、距離感も近かったですし、皆さんがこの作品を良い作品にしようとして全力で取り組んでくれたので、本当に熱い作品になったと思います。
MC:そして登坂さんと中条さんは初共演となりました。改めてお互いの印象について伺ってもよろしいでしょうか。登坂さん、中条さんはどんな印象でしょうか?
登坂:僕は共演する前はお会いしたことがなかったので、メディアを通して、CMだったり作品を通してあやみちゃんを見ていて、印象はクールな子なのかなという感じもあったんですけど、実際クランクインするまえに本読みの時に会って。この作品自体が2人でこの物語を作り上げていくというところもあったので、2人の関係性がすごく重要だったので。距離を置いてこの作品に入るよりかは、お互いの距離が近くにあって、コミュニケーションをとりながら、2人の関係性を作っていけたらなと思っていたので。僕から食事に誘ったりとか、いろいろな話もしました。でも僕が会う前に思い描いていたイメージとは違って、すごく人懐こっくてスタッフの皆さんにも、どこに行っても愛されるし、どこに行っても皆さんを笑顔にしてくれる。人に愛される、人懐こっい子だなあと、印象はすごく変わりました。