【全起こし】野村周平「スペインでジブリの音楽流して泣いた」4Kドラマ「MAGI-天正遣欧少年使節-」配信記念スペシャルイベントレポート 全文掲載

MC:しかも、海外に行くっていうところがあるので、スペインで撮影されて、素晴らしい建造物もね映ったりして。皆様、スペインで過ごされて、思い出に残っていることやどんなことをされたかお伺いしたいです。

野村:基本、スペインって暖かいので、気候もいいですし。窓を開けると建築物等々の素晴らしさが一面に見えてくるんで。やっぱり街としても好きな街ですし。あとやっぱりキリスト教の文化が沢山あるので、教会とかがすごい綺麗なんですよね。日本の教会のイメージで行くと、たぶん50倍くらい向こうはすごいので。そういうところで自分の愚かさだったりとか、そういうのを悔いてきました。スペインではほぼ、懺悔の日々…。

MC:佐野さんが笑ってます。

佐野:いやいやそんなことない(笑)。でもしっかり清まって帰ってきたと思います。

野村:結構楽しすぎて、本当に帰りたくないくらいの(撮影でした)。スタッフも優しくて、向こうって、夜22時くらいになるとやっと暗くなり始めるんですよ。だからお酒をたしなむじゃないですか。明るいから、まだ18時くらいのテンションで、もう22時なんすよ。危ないんすよ!だから「あれ?なんだ?もう24時だぞ?え?なんで!?」っていうのが毎日の日々でしたね、はい。

MC:皆さんで一緒にどこか行かれたりしましたか?

森永:ほぼほぼ、毎晩一緒にご飯食べてましたよね。

野村:毎晩一緒にご飯食うしかなかったんだよ(笑)。それ以外の楽しみないもん!

佐野:でも毎晩、全部御馳走してくれるっていう。周平先輩が。ごちそうさまでした。

MC:え、すごい…。男前ですね!

野村:東京に帰ったら、残高5万円しかなかった。自分の飯食えなかった、日本帰ってきて(笑)。でも美味しかったもんねご飯もね。生ハムとかみんなで食べて。でもマドリートとかバルセロナじゃない、ちょっと郊外に僕らは撮影で行ってたので。休みの日はみんなでマドリード行ったりとかしてたんですけど。だからある意味ディープなスペインを堪能出来て良かったですよ。普段の観光じゃ絶対行かないような場所に行けたんで。

MC:緒形さんはどこか印象に残っている場所はありますか?

緒形:そうですね、野村さんが言った通り、サラマンカという、街自体が世界遺産っていう場所で、初日から2週間くらい撮影したんですけど。日本でいうと世界遺産って立ち入り禁止で神聖な場所っていう感じなんですけど、(サラマンカで)すごい特殊だったのが、「人々が暮らす街」と「世界遺産」っていう神秘的な部分がすごく一体化していて、プラス大きな教会があって、中に入れば本当に神聖な空間が広がっていたりとか。だから日本ではなかなか味わえないような雰囲気が初日から存分に味わえました。その中で撮影するにあたって、僕たちのモチベーションという面でもめちゃくちゃ上がりましたし、撮影していて本当に楽しかったです。

野村:俺ら泣いてたもんね、景色観ながら。

緒形:泣いてましたね、このままこうやって。

野村:ジブリの音楽とか流して。

緒形:流し始めるんですよ(笑)。「千と千尋の~」とか、「いいっすね~」とか言って。

野村:俺ここで一生を暮らせるかもしれないっていう感じをずっとやってました、日々。幸せな一ヶ月ちょっとでした。

MC:森永さんは何か?

森永:そうですね。働き方の違いっていうのが、外国なのでもちろんあるんですけど、基本、10時間以上働かないんですよね、向こうだと。で、それにのっとって撮影もやるので必然的に、朝早くても夕方には終わって、そこからみんなとご飯行ってみたいなことができるので、気持ち的に余裕がある状態のまま撮影ができたっていうのは、すごく有り難いことだなって思いながらやってましたね。

MC:佐野さんはどうでしたか?野村さんに御馳走してもらったなどと話されていましたが。

佐野:(野村)が年下なんですけど(笑)。ありがとう…。

野村:(緒形には)飛行機代とかまで出したからね、お前に!

(会場驚きの声)

MC:え!観光でですか?

野村:いや、まず「カードがないっす」みたいな。「いやカードないと何もできねえだろ」って思ったけど、「じゃあ分かった俺のカードで色々やって」って。で、緒形くんは英語が喋れるので。

緒形:ありがとうございます。

野村:うん、で…。(視線を佐野へ)

佐野:ま、でもご飯も本当に美味しかったですし、僕自身、美術館巡りとかできたのが良かったなって思って。ピカソのゲルニカだったりとか、バリャドリッドというところでソロヤ展っていう、ソロヤっていう画家の展示会をやっていたので、そこでソロヤの有名な絵だったりとか、新しいアーティストさんの作品も見て、「この作品好きだな」とか。あとバルセロナにも行かせてもらったんですけど…サグラダ・ファミリアだ!サグラダ・ファミリアに、実は3賢人が彫ってあるんですよ、昔の。なのでそれを生で見られて嬉しかったなっていうのは。