MC:本作で描かれた歴史、知っていた人!
(会場静か)
野村:なかなかね、日本の歴史の中でも「こういう奴らいたよ~、はい、じゃあ次いこっか」っていうことになりそうな話題ですから…。結構、内容的に僕らも、この仕事やるってなって、もう一回勉強し直して、こんなにディープなお話しなんだなっていうのは、改めて再確認できたかなっていう感じですね。
MC:そうなんですよ。皆さん、実在した人物を演じる、しかもすごく歴史に翻弄されながら歴史に残った人物じゃないですか、ある意味日本の歴史を変えたという。実際そういう人物を演じるって、相当心の中の問題だったりとか、演じてみてどんなことを感じましたか?野村さんからお願いします。
野村:本当にそういう人たちがいたのかさえ分からない時代のお話なので、すごく難しかったですよねやっぱり。その当時を知ってる人間なんていないですし。だから役作りに関しては、勉強というか、少年たちのことについて調べて、「当時はこういうものしか食べられなかった」とか、「海の上での生活はどういうものだったんだろう」とか、そういうのを本当に勉強して挑んだ感じですかね。
MC:森永さんどうでしたか?
森永:この4少年に関して、僕も色々思い出してたんですけど、日本史のときとか、見開きで言うと半ページくらいで終わっちゃうような内容で、文献自体もそんなに多くないし、他の時代物のドラマとかだと、結構色んな方が色んな役をやってたりとかするんですけど…。この4少年にスポットが当たることってあんまりなくてですね。で、資料を観ることも難しいところがあって。4少年全体で考えれば、「こういうことしました」「ああいうことしました」っていうのが出てくると思うんですけど、一人ひとりってなると、文献が少ないからもっと難しくなって。なんかそこで色々とやらなきゃいけなくなるっていうのがすごい難しい部分ではありましたし、書いていることも色々あったりとかしたので、その中から「こういう人なのではないか?」っていうのを一人ひとりまとめていくっていうのが、すごい難しい作業ではありました。