大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞した、渡辺一史による書籍「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」の実写化となる、大泉洋主演、高畑充希、三浦春馬共演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』が12月28日より公開される。このほど、12月27日に丸の内ピカデリーにて公開前夜祭が行われ、キャストの大泉洋、高畑充希、三浦春馬、前田哲監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。
MC:本日は、映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』舞台挨拶付き公開前夜上映会にお越しいただきありがとうございます。皆さん、映画をご覧になった直後ということで、会場も余韻に包まれているようですけれども、映画はいかがでしたでしょうか?たくさんの拍手を頂戴してありがとうございます。本日は公開を記念した前夜上映会です。これより、キャスト、監督による舞台挨拶を行わせていただきます。それでは、ご登場いただきましょう。映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』、キャスト、監督の皆さんです。
キャストの皆様、そして監督が揃いました。今日は朝から各種情報番組に出ずっぱりでお疲れかもしれませんが、皆さん、前夜上映会を迎えました今のお気持ちと共に、一言ずつご挨拶をいただきます。まずは、主人公・鹿野靖明役を演じました大泉洋さん、お願いいたします。
大泉:ありがとうございます。大体初日というのが挨拶が多いんですけど、前夜祭ということで、1日前ということでございまして、いよいよ明日から『こんな夜更けにバナナかよ』という映画が公開になるということでございます。並々ならぬ気合いで撮影をいたしまして、並々ならぬ気合いで宣伝活動して参りました!私は、昨日の夜9時から生放送に出まして、11時まで生放送し、早朝からまた生放送に出るという、なんとなく私は一人で「24時間テレビ」に出ているような気分でやっておりますけれども!今日でこの映画の宣伝も一区切りということで、並々ならぬ気合いで!なんとか初日を迎えたいと思っております。どうぞ皆様、よろしくお願いします。本日はありがとうございます。
MC:ありがとうございます。続きまして、大変素敵な衣装でご登場いただきました、安堂美咲役を演じました高畑充希さん、お願いいたします。
高畑:皆さん、こんばんは。高畑充希です。ちょっと、(衣装の)音がうるさくてすみません(笑)。
大泉:なんかビラビラするのね、これ!ピラピラするやつがいっぱいついていて、遠くの方はわからないかもしれないけどもね。
高畑:願い事を書いたら叶うんじゃないかと…(笑)。
大泉:短冊みたいなね!短冊みたい!すごいかわいいですよ!
三浦:かわいいですね!
高畑:すみません(笑)。すみませんでした。
大泉:いいと思う、いいと思う。華やかでいいですよ!
三浦:華やかです。
大泉:『バナナ』の明日の初日を祝うかのように。
高畑:そうです!私も並々ならぬ気合いで、この服を着てきました(笑)。
大泉:気合いで!感じます!
高畑:明日、ようやく初日ということで、今年の夏前に北海道で1か月ほど撮影をしていたんですけど、撮影もすごくあったかくて楽しい現場でしたし、出来上がった映画を観て、なんて気持ちがポカポカする映画なんだろうと、すごい好きだなぁと思って、早く皆さんに観てもらってどんなふうに感じるか知りたいなと思っていたので、明日をやっと迎えられることをすごく嬉しく思います。今日は観てくれたんですよね?
MC:はい。
高畑:観てくださってありがとうございました!今日はよろしくお願いします。
MC:ありがとうございます。では、田中久役を演じました三浦春馬さんです。お願いいたします。
三浦:皆さん、こんばんは。三浦春馬です。映画の出来はどうだったでしょうか?
(会場拍手)
三浦:よかったです!「最高!」と今おっしゃっていただきましたけど、本当に嬉しいですね!現場でも監督の一言一言、そして大泉さんをはじめ、いろんなキャストの人たちと心を込めて作った作品が、明日の初日からたくさんの人に知られていくんだなぁと思うと、本当に幸せな気持ちでいっぱいです。監督は「この作品は宝物になりました」といつもおっしゃっているんですけど、僕たちにとっても、すごく心地よい時間の中でたくさんのことをチャレンジさせてもらったなという作品になったので、僕は最初に『こんな夜更けにバナナかよ』を試写会で観た時に、本当にいい作品になったなと心から思えたんです。自分で言うのもあれなんですけど、きっとこの作品が年末年始の日本中を前向きな気持ちにしてくれるんじゃないかなという思いを込めて、期待して、並々ならぬ期待を寄せて!
大泉:並々ならぬ!
三浦:そう!あ!やっと使えた!遅かったかな(笑)。そんな期待をせずにはいられない映画になりました。今日は短い間ですけど、よろしくお願いします。
MC:ありがとうございます。それでは取りとして、前田哲監督にご挨拶をお願いいたします。
前田:並々ならぬ思いで…ちょっとあまりウケてないですね、すみません(笑)。3年半前には、これが映画にできるかどうかというところから出発して、こうやって観客の皆さんに届けることができて本当に嬉しいです。今、春馬くんの言葉を聞いて、ちょっと涙が出そうに…あんまりならなかったですけど(笑)、じーんときました。俳優さんが、大泉さんをはじめ、高畑さん、三浦さんと過ごした時間は僕にとっては宝物のような時間でした。皆さんにはちゃんとそれが届いたと思うんですけども、勇気と元気を届けたいと思って、そういう映画に仕上げたつもりです。ぜひ、いろいろな方にもこれを薦めてくれたらと思います。ありがとうございます。