セザール賞5部門受賞!フランスの作家ピエール・ルメートルによる傑作小説を映画化『天国でまた会おう』2019年春公開!

日本でも多くのファンを持つミステリー作家ピエール・ルメートルの傑作小説を映画化し、2018年のセザール賞にて5部門受賞を果たしたアルベール・デュポンテル監督によるフランス映画『Au Revoir Là-Haut』(原題/英題:SEE YOU UP THERE)が、邦題『天国でまた会おう』として、2019年春に公開されることが決定した。併せて、本国版ポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。

本作は、フランス最高の文学賞であるゴンクール賞を受賞したピエール・ルメートルによる小説「天国でまた会おう」を映画化。第一次世界大戦後のパリを舞台に、帰還兵が巻き起こす前代未聞の詐欺事件を題材にしながら戦争を風刺し、身分も性格も全く異なる二人の男の友情を描く。

原作者のルメートルは、「このミステリーがすごい!」大賞、週刊文春ミステリーベスト10など、日本の名だたるブックランキングで7冠を達成して話題騒然となった「その女アレックス」などを執筆し、ミステリー史の全く新しい扉を開いたと絶賛され、今も新作を発表するたびに世界各国でベストセラーを記録し続けている。本作は、日本でも熱烈なファンが多数いるルメートルの作品群の中でも、意欲的な異色作として高く評価されている著書の映画化となり、ルメートルが自身初となる映画脚本を担当した。監督は、『ロング・エンゲージメント』に出演するなど俳優として活躍し、本作でも主演の一人を務めるアルベール・デュポンテル。映画は本国フランスで大ヒットを記録し、2018年のセザール賞で13部門ノミネートの末、ルメートル自らがデュポンテルと共に手掛けた脚本が脚色賞に輝いたほか、監督賞を含む5部門受賞を成し遂げた。

画才に恵まれながら戦争で顔に重傷を負った御曹司エドゥアールには、『BPM ビート・パー・ミニット』で世界中を熱狂させたナウエル・ペレーズ・ビスカヤート。その相棒で、戦争で職も恋人も失った小心者のアルベールを、監督のデュポンテルが演じる。二人の宿敵でもある上官のプラデル中尉には、『エル ELLE』での怪演も記憶に新しいロラン・ラフィット。エドゥアールの画家になりたいという夢を認めない頑固な父親マルセルには、『真夜中のピアニスト』、『サラの鍵』の名優ニエル・アレストリュプが扮する。

『天国でまた会おう』
2019年春 TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:アルベール・デュポンテル
原作:ピエール・ルメートル「天国でまた会おう」(平岡敦訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)
脚本:アルベール・デュポンテル ピエール・ルメートル
出演:ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート アルベール・デュポンテル ロラン・ラフィット ニエル・アレストリュプ エミリー・ドゥケンヌ メラニー・ティエリー
配給:キノフィルムズ/木下グループ

【ストーリー】 1918年、休戦目前の西部戦線。生き埋めにされたアルベール(アルベール・デュポンテル)を救ったエドゥアール(ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート)は、その時に顔に重傷を負ってしまう。パリに戻った二人を待っていたのは、戦没者は称えるのに帰還兵には冷たい世間だった。仕事も恋人も失ったアルベールと、生還を家族にひた隠しにするエドゥアール。そこに、声を失ったエドゥアールの想いを“通訳”する少女が加わった。一度は負けた人生を巻き返すために、彼らは国を相手にひと儲けする大胆な詐欺を企てる。だが、そこには隠された本当の目的があった―。

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