“世界で最も売れたアーティスト”に名を連ね、ロックの殿堂入りを果たした伝説のロックバンド「クイーン」のリード・ボーカルで、1991年にこの世を去った史上最高のエンターテイナー、フレディ・マーキュリーの姿を描く『ボヘミアン・ラプソディ』が、11月9日より公開となる。このほど、主演のラミ・マレックが、フレディ・マーキュリーになるまでの過程を収めたメイキング映像がお披露目となった。併せて、レディー・ガガやケイティ・ペリーら世界的アーティストたちが、フレディ・マーキュリーへの想いを明かしたコメントが寄せられた。
特別映像では、主演のラミ・マレックが、プロデューサーからの1本の電話で、フレディ・マーキュリー役に自分の名前が挙がっていることを初めて知ったと明かしている。プロデューサーは「ラミを見て僕は思ったよ。“彼こそフレディ・マーキュリーだ”と。彼はフレディを演じているのではなく、生きているんだ」とラミをフレディ役に抜擢。フレディ・マーキュリーを演じることは、ラミにとって大変なプレッシャーだったというが、「責任重大だけど、どうしても演じたい役だったから、フレディを継ぐつもりでオーディションに挑んだ。あのフレディ・マーキュリーをただ真似て似せるだけ、ということはしたくなかった。彼が何を思い、どうしてその行動をしたのか、理解するんだ」と語る。
また、フレディ・マーキュリーを現代に復活させるにあたり、ラミは一流の振付師たちからパフォーマンスを教わったが、ほかにも、“ムーブメントコーチ”たちが大活躍したという。フレディの目の動きや、振り返り方、マイクのひねり方など細部にまでこだわり、時間をかけて彼の癖を再現し、共演者のルーシー・ボイントン、グリウィム・リーもラミを大絶賛している。さらに、華やかなステージコスチュームの数々は、衣装合わせにおよそ50時間、厚底ヒールからタイトな衣装まで入念に合わせた。映像には、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のステージシーンやメイキング映像、そして20世紀最大の音楽イベント「ライヴ・エイド」の一部も収められている。
アーティスト コメント
■ケイティ・ペリー
フレディ・マーキュリーは、私に最も大きな影響を与えた人よ。これから先もずっとそうあり続けると思うわ。彼の歌詞に対する皮肉のきいたアプローチと、「何も気になんかしない」というスタンスに、私の音楽は大いにインスパイアされているの。15歳で「キラー・クイーン」を聴いた時は、キラー・クイーンになりたいと願ったわ。
■レディー・ガガ
フレディは唯一無二の存在よ。音楽史上最大のスーパースターの一人ね。彼はシンガーであるだけでなく、素晴らしいパフォーマーでもあった。舞台を制する人であり、常に自分を変化させ続けていた。一言で言えば、天才よ。
■エリック・クラプトン
最近は、僕にはできないことができるギタリストたちがいる。クイーンには、僕ができたらいいのにと夢見るようなことをできる男が一人いる。心からそう思うね。
■マシュー・ベラミー(ミューズ)
世界最高のバンドはクイーンだ。間違いない。
■ビリー・コーガン(スマッシング・パンプキンズ)
僕の周りでは、僕がクイーンの大ファンだということを知らない人はいないと思う。クイーンは史上最もビッグなバンドの一つだ。フレディは、ソングライターとしても、ショーマンとしても、音楽界のヴィジョナリーとしても、僕が音楽で試みてきたことの多くをインスパイアしてくれた。彼の半分でもいいから、うまく歌えたらいいのにと思うよ。クイーンは今でも史上最もクールなバンドだし、いつどこで聴いても、決して古びた感じがしないのが本当にすごい。いつだって新鮮に聞こえるんだ。クイーンが今デビューしたとしても、やっぱりものすごい存在になるね。
■エルトン・ジョン
ロックンロールにおける最重要人物たち。
■ゼッド
「ボヘミアン・ラプソディ」は幼い頃から大好きだった。おそらく僕の好きな曲トップ2か3に入るよ。アーティストとして行き詰ってどうすればいいかわからない時は、この曲を聴くといい。毎回、インスピレーションをもらえるからね。
『ボヘミアン・ラプソディ』
11月9日(金)全国ロードショー
監督:ブライアン・シンガー
製作:グレアム・キング ジム・ビーチ
音楽総指揮:ブライアン・メイ ロジャー・テイラー
出演:ラミ・マレック ジョセフ・マッゼロ ベン・ハーディ グウィリム・リー ルーシー・ボイントン マイク・マイヤーズ アレン・リーチ
配給:20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox