「ライ麦畑でつかまえて」を生み出した作家の謎に満ちた半生『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』2019年1月公開決定!

全世界累計6,500万部を突破した小説「ライ麦畑でつかまえて」を生み出し、2019年1月1日に生誕100周年を迎える小説家J.D.サリンジャーの半生を描いた映画「REBEL IN THE RYE」(原題)が、邦題『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』として、2019年1月より公開されることが決定した。

時代を越えて若者に影響を与えてきた“青春のバイブル”「ライ麦畑でつかまえて」。記念すべき米国での初版が発売されたのは、今から約67年前の1951年7月16日。その発売直後から社会現象となるほど爆発的に売れ、しかも現在もその瑞々しさは失われることなく世界で毎年25万部ずつ売れ続けている。日本でもこれまで累計320万部を越え、小説家の村上春樹による新訳も大きな話題となった。

本作は、20世紀を代表する名作を生みだした作家サリンジャーのこれまで語られてこなかった謎に満ちた半生、そして小説の誕生秘話を描き出す。20世紀半ばの華やかなニューヨークを舞台に、若きサリンジャーが自分の作風を見つけ出そうと試行錯誤を重ねる姿、社交界のセレブとの恋の顛末、恩師との運命的な出会い、第二次世界大戦の最前線での経験によるトラウマにもがき苦しむ姿を映し出し、そして圧倒的な名声と富を手に入れながら、なぜその絶頂期に文壇から姿を消したのか、これまで神秘のベールに包まれてきた、孤高の天才作家サリンジャーの謎が明かされる。

サリンジャーを演じるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『X-MEN』シリーズへの出演から、モード界の帝王トム・フォードのキャンペーンモデルまで、幅広く活躍する人気俳優ニコラス・ホルト。サリンジャーに多大な影響を与え才能を開花させた、コロンビア大学の教授で文芸誌ストーリーの編集者ウィット・バーネット役にはケヴィン・スペイシー。そして『大統領の執事の涙』『ハンガー・ゲーム FINAL』完結編2部作の脚本家で俳優でもあるダニー・ストロングが原作の映画化権を自ら取得し、長編初メガホンを取った。

『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』
2019年1月、TOHOシネマズ シャンテ 他全国ロードショー
監督・脚本:ダニー・ストロング
原作:「サリンジャー 生涯91年の真実」(晶文社刊)
製作:ブルース・コーエン モリー・スミス
出演:ニコラス・ホルト ケヴィン・スペイシー ゾーイ・ドゥイッチ ホープ・デイヴィス サラ・ポールソン
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 1939年ニューヨーク。大学中退を繰り返していた20歳のサリンジャーは、作家を志しコロンビア大学の創作学科に編入する。愛読書「グレート・ギャッツビー」さながらマンハッタンの社交界に顔を出し、セレブのウーナ・オニールと電撃的な恋に落ちる一方で、大学教授ウィット・バーネットのアドバイスのもと書き始めた短編を出版社へ売り込むが、ことごとく断られつづける。ようやく、自分の分身ともいえるホールデン・コールフィールドを主人公にした短編「マディソン・アヴェニューのはずれでの小さな反抗」がニューヨーカー誌に掲載決定という吉報が舞い込むがその矢先、太平洋戦争の勃発により、掲載はキャンセルとなってしまう。招集を受け失意のまま戦地に赴いたサリンジャーに追い打ちをかけるように、アメリカに残して来た恋人ウーナがチャーリー・チャップリンと結婚するというニュースが届き、やがてノルマンディ上陸作戦に参加し、最前線の地獄を経験するサリンジャー。終戦後も戦争のトラウマから長らく執筆にとりかかることができなかったが、もがき苦しみながら完成させた初長編「ライ麦畑でつかまえて」は文壇の常識を破って発売直後から大反響を呼んでベストセラーとなり、サリンジャーは一夜にして時の人となる。突然スターダムに押し上げられ名声も富も手に入れたサリンジャーだったが、次第に世間の狂騒に背を向けるようになる…。

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