HYDE、いしわたり淳治、あいみょんら14組のアーティストが参加!阿部サダヲ × 吉岡里帆『音量を上げろタコ!』

阿部サダヲ主演、吉岡里帆共演の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が10月12日に公開となる。このほど、本作に参加する14組の豪華アーティスト陣が発表された。

本作は、ドラマ「時効警察」シリーズや映画『俺俺』、『インスタント沼』、『転々』など、独自のコメディセンスを持つ三木聡監督が手がけるコメディ。驚異の歌声を持つロックスター・シンは、カリスマ的人気を誇っているが、実はその歌声は「声帯ドーピング」という方法で作られたものだった。限界が近づく喉に焦りと恐怖を抱えるシンは、ある時、異様に声の小さなストリートミュージシャン・ふうかと出会う。ロックスター・シンを、『殿、利息でござる!』や『彼女がその名を知らない鳥たち』など、コメディ作品からシリアス作品まで幅広く活躍する阿部サダヲ、ストリートミュージシャン・ふうかを、NHK連続テレビ小説「あさが来た」や「カルテット」、「ごめん、愛してる」の吉岡里帆が演じる。

ダブル主題歌のうちの一曲、阿部サダヲ演じるロックスター・シンが歌う「人類滅亡の歓び」を作曲したのはL’Arc~en~Cielやソロとして世界で活躍する正真正銘のロックスター、HYDE。同曲の作詞を、作詞家・音楽プロデューサー・作家として活躍するいしわたり淳治が担当する。吉岡里帆演じるふうかの歌う主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」の作詞・作曲を手掛けたのは、話題沸騰中の新星シンガーソングライター、あいみょん。さらに、シンのカリスマ性を象徴する主題歌「人類滅亡の歓び」のバックバンド「EX MACHiNA」として、降谷建志や岡崎体育などへのサウンドプロデュースなどで活躍するPABLO(アレンジ/ギター)、RIZEやDragon Ashなど多数のバンドで活躍するKenKen(ベース)、ロックバンドFUZZY CONTROLのSATOKO(ドラム)が演奏と出演の両面から盛り上げる。また、「体の芯からまだ燃えているんだ」のアレンジ・演奏は、年間40~50本のライブを行い、音楽フェスなどに多数出演のTHIS IS JAPANが担当する。

挿入歌にも豪華アーティストが集結し、人気沸騰中のnever young beachの安部勇磨が「夏風邪が治らなくて」を作詞・作曲、never young beachがアレンジ・演奏として参加。さらに、2018年7月での“完結”を発表しているチャットモンチーの橋本絵莉子がソロとして「まだ死にたくない」「ゆめのな」の作詞・作曲を手掛ける。「遊ぶ金欲しさの犯行」の作詞・作曲は、グループ魂のギター“遅刻”としても活躍する富澤タク。同曲ではニューロティカのKATARU(ベース)、NABO(ドラム)と共にギターとして演奏し、本編にも出演する。また、ジュリアード音楽院で音楽を学んだ清水麻八子をボーカルに迎え、超絶テクニックを誇るプログレッシヴ・ロックバンド八十八ヶ所巡礼が、「肩噛むな!」を作曲し、演奏・出演で参加する。

アーティスト一覧&コメント

■HYDE/「人類滅亡の歓び」作曲
監督のイメージを具現化していったら恐ろしい曲になりました笑。シンとの共通項も多く、時期的にもお互いパクったわけではないのですが、シンと僕のアー写がそっくりだったので驚きました。僕はドーピングしてませんよ!

■いしわたり淳治(作詞家・音楽プロデューサー・作家)/「人類滅亡の歓び」作詞
「声帯をドーピングしてとんでもない声を出すカリスマ的ロックスターの歌詞なんですけど…」なんていう言葉で笑いながら始まる打ち合わせは、おそらくこの先の人生でも二度とないでしょう。廃退的で耽美的な歌詞。とても楽しい貴重な経験をさせて頂きました。

■あいみょん/「体の芯からまだ燃えているんだ」作詞・作曲
人生の先には、まだ知らない誰かとの出会いが想像つかないくらいに待っていて、その出会いが自分自身の人生を大きく変えていくかもしれない。そう思うと未来は爆発的に面白い。あの日聴いた音や声、見たもの全てが今日の自分に語りかけてくるように、体の芯を燃やす感覚をいつになっても忘れたくないです。テンションを上げて行こう!

■PABLO/「人類滅亡の歓び」アレンジ・ギター演奏・出演
ライブシーンで炸裂する「人類滅亡の歓び」の編曲では三木監督のアイデアに基づき、様々なサブカルとリンクした音楽的要素を詰め込めこみつつ、やりたい放題で最高に気持ちがいい音に仕上がりました!映画に出演することが夢だったこともあり、作品と関わり最高の体験をさせていただきました。是非、映画館の大音量で『EX MACHiNA』の轟音を『シン』の絶唱を全身に浴びてください!!

■KenKen/「人類滅亡の歓び」ベース演奏・出演
今回は大好きな三木聡監督の作品に呼んでもらって、本当に嬉しかったです。冒頭の少しの出演ですが、少しでも華を添えられたら幸いでございます。

■SATOKO(FUZZY CONTROL)/「人類滅亡の歓び」ドラム演奏・出演
最高に楽しくて刺激的な映画と楽曲に携わらせて頂き幸せです。音楽演奏のみならず、阿部サダヲさんのバンドメンバーとして役も頂いて光栄の極みです。三木ワールドの住人たちは本当にぶっ飛んでいます。故にメイクが奇抜すぎて誰だかわからないかも…。笑

■THIS IS JAPAN/「体の芯からまだ燃えているんだ」アレンジ・演奏
音量を上げろ!と言われなくても音量を上げがちなバンドである我々ですが、観終わった後にはもっともっと音量を上げたい!とテンションが上がってしまいました。大好きな作品です。エネルギーとエモーションに満ちた「音タコ」に、少しでも携われたことを誇りに思います。(杉森ジャック)

■安部勇磨(never young beach)/「夏風邪が治らなくて」作詞・作曲
この映画は笑って観る映画です。恥ずかしがらず、たくさん笑いましょう。

■never young beach/「夏風邪が治らなくて」アレンジ・演奏

■橋本絵莉子/「まだ死にたくない」「ゆめのな」作詞・作曲
声が小さく、気も小さいボーカリストの曲を作って下さいとお願いされた時は、私の得意分野かもしれないと思いました。普段の私に近いからです。歌詞も、私半分、ふうか半分の割合で完成しました。楽しかったです。

■富澤タク(グループ魂/Number the.)/「遊ぶ金欲しさの犯行」作詞・作曲・ギター演奏・出演
当時のパンク、ニューウエーブに思いを馳せながら、三木監督と作詞の共作までさせていただきつつ、楽曲制作をやらせてもらいました。そのうえ微妙に出演までさせていただき(直視しないでください(苦笑))感謝の念に堪えません。今年の音楽映画はコレで決まりっしょ!

■KATARU(ニューロティカ)/「遊ぶ金欲しさの犯行」ベース演奏・出演

■NABO(ニューロティカ)/「遊ぶ金欲しさの犯行」ドラム演奏・出演

■清水麻八子/「肩噛むな!」ボーカル・出演

■八十八ヶ所巡礼/「肩噛むな!」作曲・演奏・出演
監督のキ●ガイ的な歌詞のおかげで、我々だけでは絶対に作れなかったキ●ガイじみた曲ができました。監督に感謝です。(マーガレット廣井)

■三木聡監督 コメント
Q:本作の音楽について
この作品の音楽を最強のメンバーでやれたことは、本作をやってよかったと思えることのひとつです。参加して下さった、どのアーティストも最強過ぎ。ちょっとしたフェス状態で心も体も震えます。

Q:ダブル主題歌について
HYDEさんといしわたりさんの曲、格好良すぎて脳下垂体からアドレナリンが噴出します。あいみょんさんは、心をグラグラと揺らされる歌を作って下さいました。阿部サダヲ・吉岡里帆という二人のパフォーマーがその曲に対してどう立ち向かっているのか、ご期待ください。

『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』
10月12日(金)ロードショー
監督・脚本:三木聡
出演:阿部サダヲ 吉岡里帆 千葉雄大 麻生久美子 小峠英二(バイきんぐ) 片山友希 中村優子 池津祥子 森下能幸 岩松了 ふせえり 田中哲司 松尾スズキ
配給:アスミック・エース

【ストーリー】 4オクターブの音域と、すべての人の心を打つ声量を持ち、金も女も名声も手にするロックスター・シン。しかし彼には誰にも言えない秘密があった。彼の歌声は、「声帯ドーピング」という掟破りの方法によって作られたものだったのだ。「歌を届けるためなら、もう声が出なくなってもいい、死んでもいい」。長年にわたる声帯ドーピングの副作用で、彼の喉には限界が近づいていた。次第に声が出なくなる恐怖に怯えるシン。そんな中で彼が出会ったのは、歌声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうかだった。彼女の姿にかつての自分を重ね、ふうかを叱咤するシン。そんな中、シンは次第に声が出なくなっていく…はたしてふうかはシンを救えるのか!?

ⓒ2018「音量を上げろタコ!」製作委員会