デビュー作「天使のナイフ」で江戸川乱歩賞を受賞した注目のミステリー作家、薬丸岳が2013年に発表した同名小説を原作に、『64-ロクヨンー前編/後編』の瀬々敬久監督が映画化した『友罪』が5月25日に公開初日を迎え、5月26日、TOHOシネマズ 日比谷にて公開記念舞台挨拶が行われ、キャストの生田斗真、瑛太、夏帆、山本美月、富田靖子、佐藤浩市、瀬々敬久監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。
MC:本日は映画『友罪』公開記念舞台挨拶に満員のお客様、ありがとうございます。本作『友罪』は、かつて世間を震撼させた少年Aのその後を描いた作品として話題を呼んだ、薬丸岳先生による衝撃作の映画化となります。『64-ロクヨン-』の大ヒットも記憶に新しい瀬々敬久監督と日本を代表するキャストが放つ、魂を焦がす衝撃と慟哭のヒューマンサスペンス。まさに今皆さんはご覧になったばかりということで、キャストを迎えていろいろなお話を伺って参りたいと思います。では早速、お呼びしたいと思います。どうぞ皆様、大きな拍手でお迎えください。生田斗真さん、瑛太さん、夏帆さん、山本美月さん、富田靖子さん、そして佐藤浩市さん、最後に瀬々敬久監督です!
改めてキャスト、監督に大きな拍手をお願いいたします。本日はよろしくお願いいたします。ではまず、一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。主演で、元週刊誌ジャーナリストの益田純一役を演じられました生田斗真さん、お願いします。
生田:本日は皆さん、どうもありがとうございます。生田斗真です。お忙しい中、この『友罪』という映画を選んでくれて感謝します。ありがとうございます。この作品には僕たちの願いというものがたくさん込められています。この願いというものがたくさんの方に届いてほしいなと思いますし、特にこれから日本の社会を支えていくような若い世代の方々にご覧になっていただいて、友情とは何か、そういったことを議論するきっかけにこの映画がなってくれたらなと思っております。今日は本当にどうもありがとうございました。
MC:ありがとうございます。続きまして同じく主演で、日本中を震撼させた凶悪事件の犯人・少年A、鈴木秀人役を演じました、瑛太さんお願いします。
瑛太:皆さん、こんにちは。今日はお金を払って観ていただいてありがとうございます。昨今、日本映画がたくさんある中で、この映画を観てくださる方々に本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。現場中でも今回の映画のキャンペーンが始まってからも、生田斗真さんと一緒にいるとなぜか天気がどうも崩れるんですね。最近も大阪、名古屋…大阪も土砂降りでしたね。
生田:大雨警報が出ました(笑)。
瑛太:はい(笑)。名古屋も、名古屋の駅に着く瞬間に雨粒が窓に垂れ始めて、斗真に近づいていくと雨が降ってくるんですよ。今日はよろしくお願いしまーす。
生田:いやいや!(笑)。なんなの、あなた(笑)。
MC:よろしくお願いいたします(笑)。続きまして、鈴木と出会い惹かれていく藤沢美代子役を演じられました、夏帆さんお願いします。
夏帆:皆さん、こんにちは。夏帆です。本日はありがとうございます。昨日ですよね、初日を迎えたということで、こういった作品がこういう大きな劇場で、しかもたくさんの劇場でかかるということで本当に嬉しく思っております。今日はよろしくお願いします。
MC:ありがとうございます。続きまして、益田の元恋人で雑誌記者の杉本清美役を演じられました、山本美月さんお願いします。
山本:皆さん、朝早くからありがとうございます。山本美月です。正解のない映画だと思うので、今観終わった皆さんがどんな気持ちでいるのかとても気になるので、ぜひ私たちが目につくようなところで感想などをいろいろ書いていただけたら嬉しいなぁと思います。今日はよろしくお願いします。
MC:ありがとうございます。続きまして、医療少年院でかつて鈴木の担当をしていた白石弥生役を演じられました、富田靖子さんお願いします。
富田:皆さん、こんにちは。富田です。初めてこの台本を手にして読んだ時に、どういうふうに演じたらいいんだろうかということを思い悩みながら、結論の出ないまま撮影に入りました。監督に導かれて撮影を終了し、こうして皆さんに観ていただけたことが本当に嬉しいです。ぜひ心の奥にずっとこの作品のことをとどめていただければと思います。本日はありがとうございました。
MC:ありがとうございます。そして、息子の罪を償い続けるタクシードライバー・山内修司役の佐藤浩市さん、お願いします。
佐藤:どうも、本日はありがとうございます。生田斗真の雨男ぶりはさておきですね、関東地方ももうすぐ梅雨に突入するという中、最後のからっと晴れたこの週末にわざわざこのような作品を選んでいただき、本当にありがとうございました!
MC:ありがとうございます。そして、本作を手掛けられました瀬々監督、お願いします。
瀬々:瀬々です。今日はどうもありがとうございます。ここに来るのがすごく不安でした。皆さんたぶん、どよーんとした顔で座っていらっしゃるんじゃないかと…あれ、大丈夫だ(笑)。それが瑛太さんと佐藤浩市さんのギャグで、ギャグでもないですか(笑)、皆さんの顔が多少緩んでいただいたかなということで安心しました。この映画は、ここにいらっしゃる素晴らしい俳優さんのお芝居を存分に堪能できる映画だと思います。ますます皆さん、この映画をまた観てください。二度と観たくないという人もいると思いますが…今日はどうもありがとうございました!