80年代の北イタリアの避暑地を舞台に青年同士の恋の痛みと喜びを描く映画『君の名前で僕を呼んで』が4月27日より公開となる。このほど、俳優のゲイリー・オールドマンやニコール・キッドマンをはじめ、海外の著名人から本作を絶賛するコメントが寄せられた。
本作は、第90回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞(ティモシー・シャラメ)、脚色賞、歌曲賞の4部門にノミネートされ、ジェームズ・アイヴォリーが脚色賞に見事輝いた。老若男女を問わず世界中から注目を集める本作には、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で本年度アカデミー賞主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマン、『ムーラン・ルージュ』などへの出演で知られる名女優ニコール・キッドマンのほか、グザヴィエ・ドラン、ペドロ・アルモドバルなどの有名監督、R&Bシンガーのフランク・オーシャンらが絶賛の声を寄せている。
このほか、『スイス・アーミーマン』のダニエル・クワン監督、ブロードウェイミュージカル「Dear Evan Hansen」で2017年のトニー賞で主演男優賞を受賞したベン・プラット、TVシリーズ「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」のジョーダン・ガバリスなど、数々の著名人が本作へ賛辞を贈っている。
海外著名人 コメント
■ゲイリー・オールドマン(男優『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)
彼(ティモシー・シャラメ)の活躍に興奮している。とても才能のある魅力的な子だ。きっとまたこの(アカデミー賞の)場所に戻ってくる。
■ニコール・キッドマン(女優『ムーラン・ルージュ』『めぐりあう時間たち』)
『君の名前で僕を呼んで』は必見よ!!
■グザヴィエ・ドラン(映画監督『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』)
(鑑賞後)しばらく動けなかった。話したくても、話すことができないほどだった。失恋についての残酷な真実を、最高の、審美的な映画で見ることはとても感動的だ。
■ジェニファー・ローレンス(女優『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『世界にひとつのプレイブック』)
(ティモシー・シャラメが)こんなに若いと思わなかったの。とてもとても才能溢れていて、ホット!彼が30歳になるまで待つわ。
■ポール・トーマス・アンダーソン(映画監督『ファントム・スレッド』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』)
2017年に観た映画の中で一番のお気に入り。
■ペドロ・アルモドバル(映画監督『オール・アバウト・マイ・マザー』『ジュリエッタ』)
この映画のすべてが美しく、チャーミングで、魅力的だ。今年の大発見ティモシー・シャラメを見よ。
■ライアン・ジョンソン(映画監督『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』)
ようやく観ることができた『君の名前で僕を呼んで』─なんという作品だ!!
■フランク・オーシャン(R&Bシンガー)
(ティモシー・シャラメのエリオ役は)とてもスペシャルな役柄で、ポピュラー・カルチャーの中で今まさにこの時の役。彼がやりとげた仕事、人々に感じさせたものは途方もないものだ!
■バリー・ジェンキンス(映画監督『ムーンライト』)
映画は最初から最後まで、ひたむきで、熟していて、愛がこもっている。極めて繊細で人間味のある作品。その控え目さはエレガントで輝いている。
『君の名前で僕を呼んで』
4月27日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
監督:ルカ・グァダニーノ
原作:アンドレ・アシマン
脚色:ジェームズ・アイヴォリー
出演:ティモシー・シャラメ アーミー・ハマー マイケル・スタールバーグ アミラ・カサール
配給:ファントム・フィルム
【ストーリー】 1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と夏を過ごす17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に自転車で街を散策したり、泳いだり、午後を読書や音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオのオリヴァーへの気持ちは、やがて初めて知る恋へと変わっていく。
©Frenesy, La Cinefacture