ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて“最優秀作品賞”にあたる、ゆうばりファンタランド大賞の受賞を皮切りに、第20回上海国際映画祭アジア新人賞部門では、日本人俳優として初となる最優秀監督賞を受賞した、高橋一生主演、齊藤工監督による映画『blank13』が、2月24日に全国拡大公開の初日を迎えた。本作は既に2月3日よりシネマート新宿にて先行公開しており、全回満席となっている中で満を持しての拡大公開となった。これを記念して同日に109シネマズ二子玉川にて舞台挨拶が行われ、主人公・コウジ役の高橋一生、母親役の神野三鈴、また本作を彩る個性的なキャラクターを演じる村上淳、永野、佐藤二朗、リリー・フランキー、そして齊藤工監督が登壇した。

MC：本日は『blank13』拡大公開の初日にお越しいただきまして、本当にありがとうございます。シネマート新宿で2月3日から公開していたんですけれども、本当に全回満席でございます。私も今週行って、立ち見で再び拝見させていただいたんですけれども、満を持して拡大公開初日となっております。では早速、お呼びしたいと思います。高橋一生さん、神野三鈴さん、村上淳さん、永野さん、佐藤二朗さん、リリー・フランキーさん、そして齊藤工監督です！大きな拍手でお迎えください。

ずらりと豪華な皆さんが並びました。まずは、ご挨拶をいただきたいと思います。主人公・松田コウジを演じられました、主演の高橋一生さんからお願いいたします。

高橋：コウジ役をやらせていただきました、高橋一生です。今日は皆様、ようこそいらっしゃいました。これから観ていただくということで、あまりネタバレということはできないのですが、短い時間ですがよろしくお願いいたします。

MC：よろしくお願いいたします。そして、コウジの母・松田洋子を演じられました神野三鈴さん、お願いいたします。

神野：皆さん、今日はようこそお越しくださいました。この日をこんなにたくさんの方たちと迎えることができて本当に幸せに思っています。どうぞ、『blank13』を今日観て、持って帰ってください（笑）。よろしくお願いします。

MC：ありがとうございます。そして、参列者・タダを演じました村上淳さん、お願いいたします。

村上：こんにちは！今日はありがとうございます。…では。

佐藤：え？終わりかい？（笑）。

村上：僕はもう…。

佐藤：そう？もういいの？

村上：もうどうぞ、どうぞ。次は佐藤二朗さんです。

MC：あ、永野さんなんですけれども（笑）。

佐藤：どうしたらいいか…しかも順番違うし（笑）。

MC：すみません（笑）。主人公コウジの先輩警備員・ヒライを演じられました永野さん、お願いいたします。

永野：じゃあ…。

佐藤：おいおい、どうした？どうした？全然聞こえないよ？全然聞こえない。

永野：役が抜けなくて…。

高橋：2年経ってますけど（笑）。

佐藤：まだ役が抜けてない？

永野：（笑）。すいません…すいません…芝居だったら、自分、出せるんですけど、こういうバラエティとか…すいません…。

齊藤：これ、バラエティじゃないですよ（笑）。

永野：バラエティじゃないですか？（笑）。

齊藤：なんかケヴィン・スペイシーを意識してるらしいですよ（笑）。楽屋では言っていました。

佐藤：もう何もかもが間違ってるね！

永野：すいません、バラエティ苦手なんで…。ありがとうございます。

MC：そろそろ大丈夫でしょうか（笑）。ありがとうございます（笑）。そして、先ほどからご発声いただいておりますけれども、参列者・岡宗を演じられました佐藤二朗さん、お願いいたします。

佐藤：この作品は本当に何を言っていいのかわからない。上映前ですもんね？なので本当に何を言っていいのかわからなくて。要するに…何を言っていいのかわからないんです（笑）。

村上：でも、大体この2人はお察しついてますよね。

佐藤：そうですか？お察しついてますかね。

村上：たぶん（笑）。そっちパートだな、みたいな（笑）。

佐藤：あの、お察しの通りです（笑）。