キム・オクビン主演の驚愕アクション『悪女/AKUJO』撮影技法がわかるメイキング映像

2017年第70回カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門で上映され話題沸騰となった韓国のアクション映画『悪女/AKUJO』が2月10日より公開中。このほど、本作のアクションの撮影方法が明らかになるメイキング映像が公開された。

メイキング映像では、激しい立ち回りを繰り広げる女殺し屋のスクヒを演じるキム・オクビンの周囲で、ハンディカメラを持つ人物がめまぐるしく動き回る様子や、ワイヤーで吊るされる姿、狭いバスの車内で接触してしまう場面など、様々なアクションシーンにおいてカメラマンが“人力”で撮影している苦労が見てとれる。SNSなどで撮影方法が話題となっていたバイクチェイスシーンは、CGやドローンを用いずに行われた撮影風景が捉えられている。チョン・ビョンギル監督は、「カメラマンだけではなく、アクション監督、時にはスタントマンにも色んな形でカメラを持ったり付けたりしてもらいながら、“この画がよく撮れる位置にいる”人にカメラを託すこともありました」と、驚きの撮影方法を告白している。

本作では、オクビンは拳銃やライフル、ナイフ、手斧などの武器を駆使しつつ、すさまじいアクションを披露している。もともとテコンドーとハプキドーの黒帯保持者で高い身体能力を持ち、アクション映画で力を発揮する機会を切望していたというオクビンは、撮影前には韓国アクション界のメッカであるソウル・アクション・スクールに自ら5か月の間毎日通い、曰く「吐いた日もあります」というハードなトレーニングを敢行した。監督も「彼女がアクションマスターでした。男同士の戦いのように撮りたかったから、キム・オクビンさんでなければ撮れなかった」とその能力の高さを絶賛。オクビンも「監督から“アクションですべて表現しよう。この映画の武器になれ”と言われました」と明かし、撮影中の様子を「やればやるほど危険なシーンが増えました」と満足気な笑顔で振り返ったが、日本公開に寄せて「だからこそ愛してもいますが、この映画を見るたびに痛みを思い出します」と過酷な現場であったと語っている。

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『悪女/AKUJO』
2月10日(土)より角川シネマ新宿ほかにてロードショー
監督:チョン・ビョンギル
出演:キム・オクビン シン・ハギュン ソンジュン キム・ソヒョン
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 史上最強の女殺し屋。最後の暗殺ターゲットは、最愛だった人。犯罪組織の殺し屋として育てられたスクヒ(キム・オクビン)は、育ての親ジュンサン(シン・ハギュン)にいつしか恋心を抱き、結婚する。甘い新婚生活に胸躍らせていた矢先、ジュンサンは敵対組織に無残に殺害されてしまい、逆上したスクヒは復讐を実行。しかしその後、国家組織に拘束されてしまい、政府直属の暗殺者として第2の人生を歩み始める。やがて新たに運命の男性に出会い幸せを誓うが、結婚式の日に新たなミッションが降りかかり…。

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