韓流ライター古家正亨が目撃したヨン様の素顔とは!?『スキャンダル デジタルリマスター版』公開初日トークイベント

2004年に日本で公開され、当時9億円の興行収入を記録したペ・ヨンジュン初主演作『スキャンダル デジタルリマスター版』が1月20日、公開初日を迎え、Bunkamuraル・シネマにて、当時のぺ・ヨンジュンを知る韓流ライターの古家正亨を迎え、公開初日トークイベントが開催された。

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古家は2003年にぺ・ヨンジュンに直接会えるバスツアーのMCを担当し、それは最後に映画『スキャンダル』の日本語字幕版を観るというツアーだったという。その時は1000人もの人がツアーに参加した人気ぶりで「本当に初めてお会いして、あの時はすごかったですね~。冬ソナのロケ地を回って、(主題歌を歌っていた)Ryuさんが主題歌を歌うというのを繰り返し、最後にこの映画を観るというツアーでした。全員のお名前とサインがはいったブロマイドを配ったんです。1000人ですよ!」と驚きのエピソードを披露した。「当時、ウサギちゃんのように目を真っ赤にして控室に入ってきた。胸に手をあてて(笑)。朝までサインをしていまして、夜なべしてサインをしていたという話を聞いて、韓国の俳優さんは凄いと!ここまで徹底してファンサービスする人はなかなか日本にいないなと思った。1つ1つの配慮というのをステージ袖で感じられ、気配りが多くのファンの心をつかむんだろうなと。家族になってもいいと思い、ヨン様の胸に走りこんでいったのでしょうね」と当時の歴史的なイベントを振り返った。

ぺ・ヨンジュンの初来日当時はペ・ヨンジュンの取材を各局に申し込んでも取材が難しかったという。しかし空港にファンが何千人と殺到した様子をメディアが取り上げた瞬間が、韓流ブームが生まれた瞬間だったといい、各局からぺ・ヨンジュンに取材申し込みが殺到したという。「当時はBSでしか冬ソナが放送されてなかったので、メディアの人たちも実感がなかったんですよ。振り返ると当時、韓国は遠い国のイメージで距離感があった。それがヨン様一人のきっかけで、ぐっと近づけた。韓流ブームという言葉はありますが、振り返ってみるとヨン様ブームだと思うんです。それだけヨン様の存在は大きい。またドラマに出てほしい。特に映画に出てほしい、個人的には。役者ペ・ヨンジュンの存在を考えたときに『スキャンダル』は貴重な作品」と、現在は実業家として活躍しているヨン様の俳優業再開に期待を寄せた。

2004年に公開された当時の映画『スキャンダル』の良さがわからなかったという古家は「当時はヨン様の映画、ヨン様のお尻を観ることができる映画という触れ込みだった。正直、「冬のソナタ」のインパクトがあったので、どうなのだろうと思った」と話し、「でも今回、再度見たら面白い映画だなと。監督が細部にわたってディテールにこだわっており、韓国映画だけど、フランス映画っぽいですよね、音楽の使い方しかり」と改めて文芸作品として映画の良さをアピール。さらに「デジタルリマスター版とうたっているが、何が変わったのか、さっぱりわからなかったのですが、聞いたところによると凄く変わっているんです!」とトークがヒートアップ。「デジタルリマスター版の韓国から来た映像には結構ゴミがついていたらしいですが、今回一つ一つのごみをデータで取り除いたので、ものすごく映像が綺麗。そうしたら監督から“世界一綺麗な上映だ”とお褒めの言葉が届いたらしいです」と明かし、世界で一番美しい『スキャンダル』を観た会場からは拍手が起こった。

最後に今回のデジタルリマスター版の上映に関して「この再映は奇跡に近いと思います。監督からは日本に感謝しているというメッセージが届いているみたいです。今日皆さんがご覧になって、少しでも多くの方に口コミでかまいません。もしくは回覧板とかでも構いませんので(笑)。こんな映画がこんな形で出会えるんですよと広めてほしいなと思います。何よりヨン様ファンが“こんな映画がやっていたの!?”とならないように!2月中旬までBunkamuraル・シネマで上映されてます。劇場で見るからこそだと思う。デジタル上映も映画館だからこそだと思います。映画館でこの映画に出会ってほしいと思います」とアピールし、爆笑の中、トークイベントが終了した。

オフィシャル②

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『スキャンダル デジタルリマスター版』
1月20日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開
監督:イ・ジェヨン
出演:ペ・ヨンジュン イ・ミスク チョン・ドヨン イ・ソヨン チョ・ヒョンジェ
配給:ハーク

【ストーリー】 時は朝鮮王朝時代。恋愛ゲームを生きがいにしているチョ婦人(イ・ミスク)は、書画の風雅と女性と戯れながら日々を過ごすプレイボーイの従兄弟チョ・ウォン(ペ・ヨンジュン)に、夫の妾のソオクを妊娠させてほしいと頼む。だが、彼の標的は、9年間貞節を守ってきたスク婦人(チョン・ドヨン)。そこで、ウォンは初恋の相手でもあるチョ婦人と、スク婦人を落とす賭けに出る。ウォンの熱心な求愛を受け、スク婦人はウォンの手に落ちるが、ウォンは彼女に別れを告げてしまう。スク婦人がショックでやつれ果てているとチョ婦人から聞いたウォンは、ゲームの標的にすぎなかったスク婦人のことを愛していると、この時初めて気づくのだったが…。

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