『ブルージャスミン』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたサリー・ホーキンスが、自身が出演する映画『シェイプ・オブ・ウォーター』のパロディコントにジェームズ・コーデンとともに挑戦した。

サリーはコーデンがホストを務めるTV番組「ザ・レイト・レイト・ショー」に出演。今回のコントは、出会い系アプリ“ティンダー”でマッチした2人がデートをするというもので、サリーはレストランでコーデン演じるテリーという“不思議な生き物”と出会う。

サリーが「プロフィールの写真とあなたは違うんだけど…」と言うと、テリーは「タンクの中にいるのが僕だよ」と、背景の水槽の中にいる自分を指しながら笑って答える。困惑しながらもデートを続けようとするサリーに対し、テリーは驚いて「これまでしたデートで一番長続きしているよ！みんな僕の姿を見ると逃げてしまうんだ。海のモンスターだから」と嬉しそうだ。

早速2人は料理を注文しようとする。テリーは本日のスープのクラムチャウダーを「貝は僕を嫌っているし、僕も貝は好きじゃない」と言って海藻サラダを注文。さらに、テリーは「ウーバー“プール”」（車の相乗りサービス）を使ってレストランにやって来たとサリーに伝える。そして料理が到着すると、テリーはサリーが注文した料理のフライドポテトを手に取って「フィッシュ＆チップスだよ！」とジョークを飛ばす。

2人のデートは順調に進むが、サリーがチーズバーガーをナイフとフォークを使って食べようとすると穏やかな雰囲気は一変。テリーは「何してるの？チーズバーガーは手で食べるでしょ。“普通の”人間はそうする」とサリーの食べ方を非難する。

サリーが戸惑っていると、テリーは「君は、魚人の僕には“普通の”人間がどういうものかわからないだろうと思っているんだろう。君もほかのみんなと一緒なんだ」とがっかりした様子。怒ったサリーは「そんなのばかげている！あなたが私を受け入れないんでしょう。パンツも履いてないくせに！」と言い返し、グラスの水をテリーに浴びせてレストランを飛び出してしまう。テリーは、「僕が住むところでは、水を浴びせることは頬にキスすることだよ」と何とも思っていないようだ…。

『シェイプ・オブ・ウォーター』は、3月1日に日本で公開予定だ。