現代フランス映画の最前線を走るデュオ、キャロリーヌ・ポギ&ジョナタン・ビネル監督の最新作『イート・ザ・ナイト』が、2026年5月23日(土)より全国公開される。本作は、オンラインRPGのサービス終了をきっかけに、若者たちの愛と暴力、喪失と欲望が交錯していく様を描いた意欲作だ。

舞台のひとつとなるのは、架空のオンラインRPG《ダークヌーン》。その終焉は、登場人物たちにとって単なるゲームの終わりではなく、彼らが生きてきた“もうひとつの現実”の崩壊を意味する。ゲーム内の映像と実写が交錯することで、現実と仮想の境界が曖昧になり、観る者に新たな映画体験をもたらす。
物語は、ドラッグディーラーとして生きる青年パブロと、妹アポリーヌの関係を軸に展開する。二人は《ダークヌーン》の世界で強い絆を築いてきたが、サービス終了の告知によってその関係にも変化が訪れる。やがてパブロは、謎めいた青年ナイトと出会い、危険な恋と裏社会の抗争へと足を踏み入れていく。ゲームの終焉とともに現実の暴力も加速し、三人の関係は取り返しのつかない局面へと向かっていく。リスタートのない世界で、彼らが選ぶ運命とは何か。
監督のポギとビネルは、「ゲームはある世代にとっての新しい言語であり、生き方」と語る。本作ではオンラインゲームが単なる舞台装置にとどまらず、登場人物の存在そのものを支える重要な要素として機能している。クィアなロマンス、スリラーの緊張感、そしてポスト・ヒューマン的な身体感覚が融合し、現代の若者たちの揺らぐ感情と世界を鮮烈に描き出す。
あわせて解禁されたティザー予告では、幻想的なゲームの風景と現実世界の不穏な関係性が断片的に映し出され、世界の終わりへと向かう静かな緊張が漂う映像となっている。
▼ティザー予告
■作品情報
タイトル:『イート・ザ・ナイト』
公開日:2026年5月23日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
監督:キャロリーヌ・ポギ、ジョナタン・ビネル
脚本:キャロリーヌ・ポギ、ジョナタン・ビネル、ギヨーム・ブレオー
製作:トマ・ヴェルヘーグ、マチュー・ヴェルヘーグ、ジュリエット・シュラメック
上映時間:107分
製作国:フランス(2024年)
提供:JAIHO
配給:グッチーズ・フリースクール

